ひげが太くて剃るだけでは収まらない場合、脱毛レーザーの波長はなぜ分けて使うのでしょうか

ひげが太くて剃るだけでは収まらない場合、脱毛レーザーの波長はなぜ分けて使うのでしょうか

キム・ジャンジュ約8分編集方針

要点

  • 脱毛レーザーの波長は届く深さで分かれるため、ひげがとても太く以前の脱毛で整わなかった方には、より深く届く1064ナノメートルを混ぜる選択が検討されます。
  • 深さの基準: 755ナノメートルはメラニンへの吸収が強く、1064ナノメートルはより深い層まで届きます。
  • 肌の基準: 755ナノメートルは明るい肌質に主に使われ、日焼けした肌や色の濃い肌には注意が勧められています。
  • 回数の基準: 報告されている回数は2回から7回の範囲に分かれ、最初から数字を決めるのは難しいです。

朝きれいに剃ったのに、昼にはあごのあたりがざらついて感じられることがあります。翌日になると首筋に赤い小さなぶつぶつが出てくる方もいます。ひげが太い方は剃る間隔を狭めるしかなく、その分だけ刺激も積み重なっていきます。

脱毛レーザーを調べ始めると、すぐに二つの数字に出会います。755ナノメートルと1064ナノメートルです。同じ機器に二つの波長が入っている場合もあるため、なぜ使い分けるのかを聞かないまま進むと余計に迷ってしまいます。

本記事では、色ではなく深さという観点から整理していきます。短い波長はメラニンによく吸収される一方で、表皮のメラニンとも競合します。長い波長は吸収が少ない代わりに、より深い層まで届きます。1064ナノメートルのレーザーは他の種類のレーザーより深い皮膚組織まで到達できると記されているのも同じ内容です。

本記事は STON Clinic の基準で情報を整理したものです。個人差があるため実際の結果は異なる場合があり、施術を受けるかどうかは皮膚科専門医と相談して決めてください。

太くて深いひげが剃るだけでは収まらない理由は何でしょうか

太くて深いひげが剃るだけでは収まらない理由は何でしょうか太くて深いひげが剃るだけでは収まらない理由は何でしょうか

ひげは体の他の部位の毛より太く、毛根のある位置も深い傾向があります。毛穴が曲がっている方では、剃った後の切り口が斜めに削がれた刃先のように残り、隣の皮膚を刺すことがあります。こうして起きる炎症が偽性毛包炎*です。

偽性毛包炎: 剃った後の毛先が周囲の皮膚を刺したり、毛穴の中に巻き戻って起きる炎症です。毛包の感染ではなく、毛が皮膚を刺激して生じた状態です。

偽性毛包炎を扱った総説では、毛幹が表皮を貫くと表皮が内側に押し込まれ毛包のように見える構造ができ、そこから偽性毛包という名前が付いたと説明されています。同じ総説では、剃る前に温かい湯で毛幹をふくらませると切り口が斜めに鋭くなる可能性が下がること、毛の生える向きに逆らって剃ると起きる可能性が上がること、電気クリッパーを使う場合は毛を少なくとも1ミリメートル残すことが勧められています。

ですから剃り方だけで持ちこたえるには限界があります。刺激のもとが切り口にあるため、剃る間隔を狭めるほど刺激は積み上がります。脱毛レーザーが選択肢に上がるのはこの地点で、毛の太さと密度を減らす方向に切り替えるという意味になります。

太くて深いひげが剃るだけでは収まらない理由は何でしょうか太くて深いひげが剃るだけでは収まらない理由は何でしょうか

755ナノメートルと1064ナノメートルは届く深さでどう違いますか

755ナノメートルと1064ナノメートルは届く深さでどう違いますか755ナノメートルと1064ナノメートルは届く深さでどう違いますか

まず短いほうです。アレキサンドライトレーザーは赤外領域の755ナノメートルという特定の波長を出し、その光パルスはさまざまな深さのメラニンを標的にすると記されています。同じ資料では、この波長はフィッツパトリック1型から3型の濃い毛に適し、明るい4型まで使える場合があるとされ、日焼けした肌や色の濃い肌には格段の注意が勧められています。表皮のメラニンまで壊すと白い斑点が残る可能性があるためです。

長いほうは性格が反対です。先に引用した資料では、この波長は他のレーザーより深い組織まで届くとされ、脱毛に使う場合はQスイッチではなくロングパルス方式が適するとまとめられています。色の濃い肌質では回数が多く必要になる場合があることも併記されています。

項目755ナノメートル1064ナノメートル
メラニンへの吸収比較的強い比較的弱い
届く深さ浅い層が中心より深い層まで
主に使う肌質1型から3型、明るい4型色の濃い肌質まで
報告された回数3回から6回以上2回から6回
報告された間隔3週から8週4週から6週

二つの波長を一台の機器で使い分ける理由はここにあります。毛が太く深いほど、浅い層でメラニンに吸収されるだけでは毛根まで十分に熱が伝わらない場合があります。肌の色が濃い側では、表皮のメラニンとの競合そのものが負担になります。偽性毛包炎の総説が挙げる選択肢も、ロングパルス1064ナノメートル、800から810ナノメートルのダイオード、パルス式755ナノメートルの三つです。

STON Clinic がひげ脱毛で過去の脱毛経験から確認する理由

STON Clinic がひげ脱毛で過去の脱毛経験から確認する理由STON Clinic がひげ脱毛で過去の脱毛経験から確認する理由

STON Clinic では、ジェントルマックスプロプラスの755ナノメートルと1064ナノメートルが入る深さ、そして標的とする毛の性質が違う点を踏まえています。ですから診察で先に確認するのは波長の名前ではなく、二つの点です。以前に脱毛を受けた経験があるか、そして毛がとても太いかどうかです。

以前の脱毛で毛が整わなかった場合や、毛がとても太い場合は、毛の深さも深いと判断して1064ナノメートルを混ぜて使います。ただし太い毛が必ず深いと断定することはありませんし、この波長を混ぜれば結果が約束されると申し上げることもありません。毛根の深さを直接測る方法はないため、あくまで判断の出発点です。

結果をお約束する代わりに守っているのは、順番と記録です。回ごとにどの波長をどの設定で使い、皮膚の反応がどうだったかが残っていれば、次の回の判断は推測ではなく比較になります。毎回同じ項目を同じ方法で確かめることが、守っている順番です。

回数と間隔、そしてリスクはどう見ればよいでしょうか

回数と間隔、そしてリスクはどう見ればよいでしょうか回数と間隔、そしてリスクはどう見ればよいでしょうか

回数を最初から数字で固定するのは難しいです。資料ごとに報告する範囲が違います。アレキサンドライトの資料では脱毛には複数回の施術が必要で、通常は3回から6回以上とされています。1064ナノメートルの資料では2回から6回を4週から6週ごとに置くとされています。米国皮膚科学会の案内では、望まない毛を整えるのに6回以上かかる場合があるとまとめられ、偽性毛包炎の総説では通常3回から7回が必要とされています。

間隔はおおよそ3週から8週の範囲に収まります。ひげは他の部位より密度が高く生えるのも早いため、短いほうへ寄りやすいです。ただし皮膚が回復する時間を奪うと刺激が積み重なります。ですから間隔は暦ではなく皮膚の反応を見て調整するほうが安全です。

回数と間隔、そしてリスクはどう見ればよいでしょうか回数と間隔、そしてリスクはどう見ればよいでしょうか

痛みと副作用も先に知っておくほうがよいです。資料では一発の感覚を輪ゴムで皮膚をはじくことにたとえ、接触冷却と必要に応じた表面麻酔で和らげるとされています。施術後の赤みや腫れ、かゆみが数日残る場合があり、あざは患者のおよそ10パーセントまでに生じると報告されています。色素の変化が残る可能性も併記されていますので、日焼けの直後を避け、紫外線対策を続けてください。

まとめ

まとめまとめ

まず、いまの刺激がどこから来ているかを見てください。剃った翌日に赤いぶつぶつが繰り返すなら、剃る前に温かい湯で毛幹をふくらませているか、毛の向きに逆らって剃っていないかを見直す余地があります。電気クリッパーで少し長さを残す方法も同じ目的です。

次に、以前の脱毛経験を思い出してください。受けたのに毛が整わなかった記憶は、波長を選ぶときの手がかりになります。何回受けてどんな反応があったかまで持って行くと、診察で使える情報がずいぶん増えます。

最後に、記録を残してください。回ごとに波長と設定、皮膚の反応を書き留めておくと、間隔を狭めるか広げるか、波長を混ぜるかが次の来院で比較として解けます。数字を先に決めるより、この記録を積み上げるほうが現実的です。

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参考文献

  1. 1064ナノメートルのレーザーは他の種類のレーザーより深い皮膚組織まで到達できる — DermNet NZ
  2. 毛幹が表皮を貫くと表皮が内側に押し込まれ毛包のように見える構造ができ、そこから偽性毛包という名前が付いた — PubMed Central
  3. アレキサンドライトレーザーは赤外領域の755ナノメートルという特定の波長を出し、その光パルスはさまざまな深さのメラニンを標的にする — DermNet NZ
  4. 6回以上かかる場合がある — American Academy of Dermatology

よくあるご質問

Q. ひげ脱毛は結局どのくらいの回数が必要になりますか

A. 資料ごとに報告の範囲が違うため、一つの数字ではお答えしにくいです。アレキサンドライトの資料は3回から6回以上、1064ナノメートルの資料は2回から6回、偽性毛包炎の総説は3回から7回、米国皮膚科学会は6回以上かかる場合があるとしています。ひげは同じ顔の中でも部位によって密度と太さが違いますので、範囲の中でも結果は分かれます。

Q. 肌の色が濃いほうですが、ひげ脱毛のレーザーを受けても大丈夫でしょうか

A. 波長の選択がより重要になる場合です。755ナノメートルはフィッツパトリック1型から3型と明るい4型に主に使われ、日焼けした肌や色の濃い肌には格段の注意が勧められています。より深く届く1064ナノメートルが選択肢に上がる理由もここにあります。ただし色の濃い肌質では回数が多く必要になる場合も報告されています。

Q. 剃った翌日に出る赤いぶつぶつは、脱毛を受けると減りますか

A. 刺激のもとが切れた毛先であれば、毛そのものが減る方向は助けになる場合があります。偽性毛包炎の総説も脱毛レーザーを選択肢に挙げ、通常3回から7回が必要としています。ただし炎症が強い状態ですぐ始めることはせず、剃り方を先に整えて皮膚が落ち着いてから順番を組むほうが安全です。

Q. 施術の間隔を短くすれば早く整いますか

A. 間隔を詰めることが速さにつながるわけではありません。資料が示す間隔は3週から8週の範囲で、皮膚が回復する時間を奪うと赤みや色素の変化の負担が大きくなります。ひげは密度が高く刺激が積み重なりやすい部位ですので、前回の皮膚の反応を基準に次の間隔を決めてください。

キム・ジャンジュ

キム・ジャンジュ 首席院長

JANGJU KIM

キム・ジャンジュ医師は、明洞ロッテホテルのストーンクリニックの院長です。

経歴・学歴

  • 현) 스톤클리닉 명동 롯데호텔 원장
  • 경희대학교 의과대학 졸업
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