要点
- 横顔の印象が二つの層でできていることがわかります
- 鏡の前で数秒でできる見分け方が身につきます
- 材料ごとに持続する期間が違うことを理解できます
- 診察の前に伝えておきたい項目が手元に残ります
正面から撮った写真は悪くないのに、横から撮った一枚を見ると顎先だけが後ろへ引っ込んで見えることがあります。顔そのものは大きくないのに、顎から首にかけての境目がはっきりせず、まわりからは太ったのかと受け取られてしまいます。
そこで体重を落としたり、フェイスラインのマッサージや機器を探したりする流れになりがちです。困るのは、数字は下がったのに横顔の印象がほとんど変わらないことです。こうなるときの原因は、体重では届かない層にあることが多いのです。
顎先の印象は、二つのものが重なってできています。ひとつは顎先の前にある軟部組織のボリューム、もうひとつは下顎骨そのものが前に出ている度合いです。この二つは向かう方向が違いますので、何をするかを決める前に、いまの横顔をどちらが支えているのかを先に見分けたほうが結局は近道になります。
この記事はソウル・弘大のビューティーストーン医院の施術情報をまとめたものです。状態には個人差があり結果も異なりますので、ご自身に合うかどうかは皮膚科専門医とご相談のうえでお決めください。
顎先が引っ込んで見える印象は、どこから生まれるのでしょうか
顎先が引っ込んで見える印象は、どこから生まれるのでしょうか
横顔で顎先が短く見えるとき、多くの方はまず太ったかどうかを疑います。けれども影を深くしているのは、顎先の前にある組織の層が薄いことである場合が少なくありません。この場所にどれだけボリュームがあるかが、下唇から顎先へ下りていく線の角度を決めますし、その角度が横顔の印象のほとんどを担っています。
そのため、この部位は早くから注入の対象になってきました。ニュージーランドの皮膚科情報サイトはフィラーの用途を整理するなかで、唇や顎といった特定の部位をふっくらとさせることも挙げています。同じ資料は、コラーゲンやヒアルロン酸フィラーが三か月から十二か月かけて体に吸収されるため、得られる結果は一時的なものだと説明しています。
ヒアルロン酸フィラー:水を抱え込む性質を持つゲルを皮膚の下に入れてボリュームをつくる材料で、時間とともに体に吸収されていきます
ここで覚えておきたい区別があります。ボリュームが足りない状態と、下顎骨そのものが後ろにある状態は、外から見ると似ていますが性質はまったく違います。ボリュームは足すことで近づけますが、骨の位置は上に何かを足したからといって変わりません。同じような横顔の写真を持ってきたお二人に、違う方向の提案が出るのはこのためです。
顎先が引っ込んで見える印象は、どこから生まれるのでしょうか
ボリューム不足と骨格が理由の場合は、どこが違うのでしょうか
ボリューム不足と骨格が理由の場合は、どこが違うのでしょうか
自宅でできる確認は複雑ではありません。鏡の前に立って顔を真横に向け、下唇のいちばん前と顎先のいちばん前を結ぶ線をたどってみてください。顎先が唇よりはっきり後ろにあるなら、横顔は短く読まれやすくなります。
二つめの手がかりは指先です。顎先をそっと押して、薄い層の下にまだ余裕があるように感じるか、それともすぐ硬い面に指が当たるかを確かめます。余裕があるならボリューム寄り、すぐ硬い面に当たるなら構造の比重が大きいと考えます。どちらも診断ではありませんが、下の表のどちら側に近いかを知るには十分です。
| 項目 | ボリュームの比重が大きい | 構造の比重が大きい |
|---|---|---|
| 横顔 | 顎先の前の影が深い | 顎先そのものが後ろにある |
| 指先の感覚 | 薄い層で下に余裕がある | すぐ硬い面に当たる |
| 体重の変化 | 痩せるほど目立つ | 体重とはあまり関係しない |
| 向かう方向 | ボリュームを足すか検討 | 構造も併せて相談 |
| 持続する期間 | 使う材料によります | 選ぶ方法によります |
両方が混ざっている方は、どちらか一方だけの方よりずっと多くいらっしゃいます。骨の位置は目立って後ろではないのに前の層が薄い方もいれば、組織は十分あるのに顎先が唇より後ろにある方もいます。ですから一枚の横顔写真だけでは決めきれず、同じ照明で正面と四十五度と横顔の三枚を撮っておくと話が早くなります。
顎と首の境目も一緒に見ておきたい場所です。顎先が後ろにあると顎の下の空間が短くなりますので、脂肪がほとんどなくても境目はぼんやりして見えます。
なぜビューティーストーン医院では顎先の診察を二つに分けるのでしょうか
なぜビューティーストーン医院では顎先の診察を二つに分けるのでしょうか
診察室で最初に確かめるのは、どの材料を使うかではなく、いまの横顔をボリュームと構造のどちらが支えているかです。この順番を飛ばすと、足したのに変化がわかりにくい、あるいはその顔に必要な量より多く足してしまう、という二つの結果に向かいやすくなります。
そのあとで持続する期間の見通しをそろえます。米国皮膚科学会は材料ごとの持続期間を整理し、ヒアルロン酸ゲルは四か月から十二か月、カルシウムハイドロキシアパタイトは六か月から一年、ポリ乳酸は一年から三年という範囲を挙げています。同じページは、多くのフィラーが一時的な結果をもたらすため、維持するには繰り返しが必要だとも述べています。
どこで注入を受けるかも大切です。同じ学会は、スパやパーティー、サロン、誰かの自宅でフィラーの注入を受けてはいけないと明確に述べています。しこりや色の変化、感染、強い腫れといった問題は、注入する人に十分な医学的訓練と経験がないときに起こりやすいとも付け加えています。
既往のことは、思っていたより細かくお聞きします。この学会は治療の前にアレルギー、出血しやすい疾患、口唇ヘルペスの再発、心臓の病気、そしてワルファリンやアスピリン、イブプロフェン、ビタミンE、セントジョーンズワート、にんにく、しょうがのサプリメントを含むすべての薬とサプリメントを伝えるようすすめています。関係なさそうに見えることも含めて話してほしい、というのが学会自身の助言です。
顔の別の部位に過去に受けた注入も、この一覧に入ります。誰にも事前に確かめようのない結果をお約束するより、今日見えている状態にもとづいて次の一歩を決めるほうを選んでいます。
なぜビューティーストーン医院では顎先の診察を二つに分けるのでしょうか
顎先のボリュームを整える工程は、どのように進むのでしょうか
顎先のボリュームを整える工程は、どのように進むのでしょうか
一段目は記録です。同じ照明のもとで正面と四十五度と横顔を撮っておくと、記憶で説明するより正確ですし、あとで比べる基準にもなります。
二段目は方向を決めることです。ボリュームの比重が大きければ足す方向を検討し、構造の比重が大きければその部分も一緒に相談します。この段階で材料の持続期間と繰り返す間隔をはっきりさせておくと、あとの計画がぐっと簡単になります。
三段目は施術とその後の回復です。米国皮膚科学会は、フィラーのあとに出る赤みや腫れ、押したときの痛み、ときどきの内出血を軽い反応と説明し、多くは七日から十四日で引くと伝えています。またほとんどのフィラーは一回の外来で終わりますが、複数回の来院が必要なものもあるとも述べています。
四段目は保つことです。吸収される材料を選んだ場合、結果は急に終わるのではなく少しずつ弱まっていきます。ですからいつ見直すかを最初に約束しておくほうが、薄くなってから慌てるより落ち着いて進められます。
今日から覚えておきたい判断の目安
今日から覚えておきたい判断の目安
今夜、鏡の前で顔を横に向けて、下唇のいちばん前と顎先のいちばん前の位置を一度だけ比べてみてください。顎先がはっきり後ろにあるなら、ボリュームと構造を分けて見たほうがよい横顔です。
そのあと顎先をそっと押して、余裕があるのか硬い面に当たるのかを確かめます。この二つの観察を写真と一緒にお持ちいただければ、診察は材料の話に入る前に方向を決められます。
読んで気になることがあれば
相談を書く参考文献
- 唇や顎といった特定の部位をふっくらとさせること — DermNet NZ
- ヒアルロン酸ゲルは四か月から十二か月、カルシウムハイドロキシアパタイトは六か月から一年、ポリ乳酸は一年から三年 — American Academy of Dermatology
- アレルギー、出血しやすい疾患、口唇ヘルペスの再発、心臓の病気、そしてワルファリンやアスピリン、イブプロフェン、ビタミンE、セントジョーンズワート、にんにく、しょうがのサプリメントを含むすべての薬とサプリメント — American Academy of Dermatology
- ほとんどのフィラーは一回の外来で終わりますが、複数回の来院が必要なものもある — American Academy of Dermatology
よくあるご質問
Q. 体重を落とせば横顔のフェイスラインははっきりしますか
A. 体重が減ると顎の下はすっきり見えやすくなりますが、顎先そのものが後ろにある場合、その印象は数字とあまり関係なく残ります。痩せたあとにかえって顎先の前の影が目立つ方もいらっしゃいます。ですから体重とは別に、いまの横顔をボリュームと構造のどちらが支えているのかを先に確かめておくと役に立ちます。
Q. 顎のフィラーはどれくらい持ちますか
A. 材料によって変わります。米国皮膚科学会はヒアルロン酸ゲルを四か月から十二か月、カルシウムハイドロキシアパタイトを六か月から一年、ポリ乳酸を一年から三年としています。ニュージーランドの皮膚科情報サイトも、コラーゲンやヒアルロン酸を三か月から十二か月で体に吸収される一時的な材料と説明しています。状態には個人差がありますので、実際の期間は変わります。
Q. 施術のあとの腫れはどれくらいで引きますか
A. 米国皮膚科学会は、フィラーのあとの赤みや腫れ、押したときの痛み、ときどきの内出血を軽い反応と説明し、多くは七日から十四日で、早ければもっと短く引くと伝えています。ただし、しこりや色の変化、感染といった重い問題は、注入する人に十分な医学的訓練と経験がないときに起こりやすいとも注意を促しています。
Q. 診察の前に準備しておくとよいものはありますか
A. 同じ照明のもとで撮った正面と四十五度と横顔の写真がいちばん役に立ちます。加えて米国皮膚科学会が伝えるようすすめている内容、つまりアレルギーや出血しやすい疾患、口唇ヘルペスの再発、心臓の病気、そしてワルファリンやアスピリン、イブプロフェン、ビタミンE、セントジョーンズワート、にんにく、しょうがのサプリメントも、関係なさそうに見えても一緒にお話しいただけると助かります。
医療情報に関するご案内
この記事は一般的な医療情報を提供するものであり、個別の診断や診療に代わるものではありません。 編集方針を見る

キム・ジャンジュ 院長
JANGJU KIM
キム・ジャンジュ医師は、明洞ロッテホテルのストーンクリニックの院長です。
経歴・学歴
- 현) 스톤클리닉 명동 롯데호텔 원장
- 경희대학교 의과대학 졸업
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