お尻の下の横線は脂肪とゆるみのどちらから見ますか

お尻の下の横線は脂肪とゆるみのどちらから見ますか

キム・ジャンジュ約9分編集方針

要点

  • お尻と太もも裏の境目にできる横線がどんな構造の上に現れるのかが分かります
  • 皮下脂肪と皮膚の弾力と表面の凹凸を切り分ける見方が分かります
  • 診察でこの部位を確認する順番と選択肢が分かります
  • 方法ごとに報告されている数字と限界が分かります

試着室の鏡や、後ろから撮ってもらった写真で、お尻の下と太ももの裏が接するあたりに横線が一本見えることがあります。まっすぐ立っているときは目立ちませんが、椅子から立ち上がったり体を少し横に向けたりすると、そこだけが折れて見えます。

やっかいなのは、体重の数字と合わないことです。体重も運動量も変わらないのにその線だけがはっきりしてきた、というご相談をよくいただきます。矛盾ではありません。ここは性質の違う組織がぶつかる境目なので、上下どちらかが少し変わるだけで先に現れます。

本記事では、この横線の下にある構造、皮下脂肪と皮膚の弾力と表面の凹凸の切り分け方、診察で確認する順番、方法ごとに報告されている数字と限界を順に整理します。

本記事はBeautystone Clinicの施術情報をまとめたものです。個人差があるため実際の結果は異なる場合があり、施術を受けるかどうかは皮膚科専門医と相談して決めるのが安心です。

お尻の下の横線は組織の境目から先に現れます

お尻の下の横線は組織の境目から先に現れますお尻の下の横線は組織の境目から先に現れます

まず太ったのだろうと考える方が多いのですが、それは一部にすぎません。お尻の筋肉とその上を覆う脂肪層が下に沈み、太ももの裏と接し、その継ぎ目で皮膚が一度折れます。座っている時間が長いほど同じ場所が繰り返し押されますので、体重計の数字よりも先に線のほうが変わって見えることがあります。

表面のでこぼこが重なって見えることもよくあります。ニュージーランドの皮膚科の資料には、セルライトは太ももとお尻と腹部の表面に見られるへこみとでこぼこで、ほぼすべての女性に現れ、脂肪が真皮層に向かって突き出すことで生じると書かれています。同じ資料は姿勢で段階を分けており、一段階は皮膚をつまんだときだけマットレスのような模様が見える状態、二段階は立つと見えて横になると消える状態、三段階は立っても横になってもへこみが残る状態とされています。

この分け方はご自宅でも使えます。横になったときに線が薄くなるのか変わらないのかを見てください。さらに手で皮膚を軽く持ち上げて線がならされるかを見ていただくと、どの層が強く働いているかの見当がつきます。

セルライト: 脂肪が真皮層に向かって押し上がり、皮膚の表面がでこぼこに見える変化です。太もも、お尻、腹部に多く、立ったとき、横になったとき、つまんだときに見えるかどうかで段階を分けます。

お尻の下の横線は組織の境目から先に現れますお尻の下の横線は組織の境目から先に現れます

脂肪の厚みと皮膚の弾力と表面の凹凸は別の話です

脂肪の厚みと皮膚の弾力と表面の凹凸は別の話です脂肪の厚みと皮膚の弾力と表面の凹凸は別の話です

この横線をつくる要素は大きく三つあり、対応する方法もそれぞれ違います。境目の上側にたまった皮下脂肪、押された皮膚が戻ろうとする力、そして脂肪が真皮に押し上がってできる表面の凹凸です。多くの方は三つとも少しずつお持ちですので、今どれが主になっているかを並べ替えるほうが実際的です。

米国皮膚科学会は表面の凹凸に対する方法を並べ、それぞれの持続期間も書いています。針で皮膚の下の硬い線維の束を切る方法については、232人を対象とした研究で99パーセントの方が結果に満足したと答え、効果は2年かそれ以上続く場合があると記載されています。同じページには、小さな刃で線維の束を切る装置では凹凸が減った状態が最長3年続いたこと、ほかのレーザーの方法では6か月以上続く場合があること、吸引マッサージではやめると1か月以内に元に戻る傾向があることも書かれています。

数字を並べると、方法ごとに狙う層が違うことが見えてきます。互いの代わりにはなりませんし、同じ方法でも反応の個人差は小さくありません。

見るところたまった皮下脂肪落ちた皮膚の弾力表面の凹凸
横になったとき厚みは変わりません線は薄くなりやすいです段階により消えることがあります
皮膚を持ち上げたとき厚い層がつかめます線がならされ質感が整いますつまむと模様が強く出ます
体重との関係増減に合わせて動きます急な減量のあとに目立ちます体重と関係なく残ることがあります
狙う層脂肪層の厚み真皮と皮膚の張力真皮と線維の隔壁

表は整って見えますが、実際の体はここまできれいに分かれません。三つが同時にあることがほとんどですので、診察では順番をつける作業になります。

なぜBeautystone Clinicでは機器より先に層を分けるのでしょうか

なぜBeautystone Clinicでは機器より先に層を分けるのでしょうかなぜBeautystone Clinicでは機器より先に層を分けるのでしょうか

Beautystone Clinicでは、どの機器を使うかという話は後のほうに出てきます。先にうかがうのは、線にいつ気づいたか、最近体重が動いたか、一日にどのくらい座っているか、立ったときと横になったときで線がどう変わるか、手で皮膚を持ち上げると質感がどう変わるかです。

同じ一言の中に、性質の違う変化がいくつも入っているためです。境目の上側が厚くなった状態と、皮膚が戻る力が落ちた状態と、主に表面の凹凸が見えている状態は、同じようには扱いません。

左右を見比べるのもこの段階です。片側だけ目立つ場合、脂肪の量の差のこともあれば、座り方の癖や骨盤の傾きによる差のこともあります。

ここまで整理できると選択肢は自然に絞られます。今手を入れる意味があるもの、生活条件を先に整えたほうがよいもの、期待値を合わせ直すもの、この三つに分ける時間が初回の診察です。

確認の流れと選択肢、副作用とダウンタイムの目安です

確認の流れと選択肢、副作用とダウンタイムの目安です確認の流れと選択肢、副作用とダウンタイムの目安です

はじめに姿勢を変えながら診察します。立った状態、横になった状態、片脚に体重をかけた状態で線がどう変わるかを見て、皮膚を持ち上げたりつまんだりして質感の変化も確認します。ここまでで、三つのうちどれが主かの輪郭がつかめます。

境目の上側の厚みが主であれば、手術によらない脂肪減少の話になります。2018年の大韓皮膚科学会誌の報告には、281人の673か所の冷凍脂肪減少の施術部位を確認し、そのうち評価できた41人の97か所を分析したところ、下腹部が26.8パーセント、脇腹の下が18.5パーセント、腕が17.5パーセント、太ももの内側が10.3パーセント、お尻の下の横線の部位が9.2パーセントを占めたと書かれています。同じ報告では、施術前と比べた厚みの変化が1か月後に平均0.33センチ、3か月後に平均0.69センチで、同じ期間の体重の変化は平均0.15キロにとどまったと記録されています。

副作用も同じ報告にあります。鎮痛薬が必要な程度の痛みが19.5パーセントにあり2週間以内に落ち着き、感覚が鈍る感じが4.8パーセントにあり自然に回復し、ちくちくする感じが2.4パーセントにあり3日以内に消えたとされています。続く赤みや水ぶくれ、皮膚の壊死は報告されていません。数字は複数の部位をまとめた後ろ向きの検討によるもので、部位ごとの結果は分けられていません。

表面の凹凸が主であれば線維の束を扱う方法が、戻る力が弱ければ引き締める系統が候補になります。どの方法でも変化は積み重なって現れますので、始める前に確認の時期を決めておいてください。

確認の流れと選択肢、副作用とダウンタイムの目安です確認の流れと選択肢、副作用とダウンタイムの目安です

まとめと、相談の前に整えておきたいことです

まとめと、相談の前に整えておきたいことですまとめと、相談の前に整えておきたいことです

まず写真です。同じ照明で二枚、まっすぐ立った背面と、少し横を向いた背面を残しておいてください。この二枚はあとでご自身の比較の基準にもなります。

次に姿勢を変えたときの差です。横になったときに線が薄くなるのか残るのか、皮膚を持ち上げると質感が整うのか、つまむと凹凸が強く出るのかを覚えておいてください。切り分けの時間が短くなります。

最後に生活の条件です。一日に座っている時間、この半年の体重の動き、今の運動の種類と頻度をお伝えください。急な減量の直後であれば、皮膚が落ち着くのを待つほうがよい場合があります。なお、片側だけ急に大きくなった、硬く触れる、痛みを伴うという場合は、施術より先に確認をお願いします。

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参考文献

  1. セルライトは太ももとお尻と腹部の表面に見られるへこみとでこぼこで、ほぼすべての女性に現れ、脂肪が真皮層に向かって突き出すことで生じる — DermNet NZ
  2. 232人を対象とした研究で99パーセントの方が結果に満足したと答え、効果は2年かそれ以上続く場合がある — American Academy of Dermatology
  3. 281人の673か所の冷凍脂肪減少の施術部位を確認し、そのうち評価できた41人の97か所を分析したところ、下腹部が26.8パーセント、脇腹の下が18.5パーセント、腕が17.5パーセント、太ももの内側が10.3パーセント、お尻の下の横線の部位が9.2パーセントを占めた — PubMed Central

よくあるご質問

Q. 体重を落とすとお尻の下の横線も薄くなりますか

A. 厚みが主な要素であれば、一緒に薄くなることが期待できます。ただし、この線は脂肪の量だけでできているわけではありません。皮膚が戻る力と、脂肪が真皮に押し上がってできる表面の凹凸も同時に働いています。急に減量したあとで線がかえってはっきり見えるという話もよくあります。脂肪は減ったものの、皮膚が新しい輪郭にまだなじんでいない時期があるためです。

Q. 横になると線が消えるなら脂肪ではないということですか

A. 範囲を狭める手がかりにはなりますが、それだけで決められるものではありません。皮膚科の段階分けでは、立つと見えて横になると消える状態と、どちらの姿勢でも残る状態が別に置かれています。姿勢で変わるのであれば質感と弾力の比重が大きいと考えられますし、どちらでも残るのであれば厚みも合わせて確認する順番になります。

Q. この部位は手術によらない脂肪減少でも扱う場所ですか

A. 臨床の記録に入っている部位です。2018年の検討では、評価された97か所のうちお尻の下の横線の部位が9.2パーセントを占めていました。同じ報告の厚みの変化は1か月で平均0.33センチ、3か月で平均0.69センチでした。ただしこの数字は複数の部位をまとめた平均ですので、この場所だけの結果としては読めません。期待値は診察で組織の厚みを見ながら合わせ直すのが確実です。

Q. 運動でその部分だけを集中して整えられますか

A. 脂肪が落ちる場所を選ぶという形では働きません。とはいえ運動に意味がないわけではありません。お尻と太もも裏の筋肉の量が変われば境目の形も変わりますし、座る時間が減れば同じ場所が繰り返し押される条件も減ります。表面の凹凸そのものを運動で戻すことは難しいとされていますので、その点は知ったうえで始めてください。

キム・ジャンジュ

キム・ジャンジュ 首席院長

JANGJU KIM

キム・ジャンジュ医師は、明洞ロッテホテルのストーンクリニックの院長です。

経歴・学歴

  • 현) 스톤클리닉 명동 롯데호텔 원장
  • 경희대학교 의과대학 졸업
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