要点
- 超音波と高周波が狙う層の違い
- それぞれどんなお悩みに向いているか
- 変化が見えるまでにかかる期間
- 診察がどんな順番で進むか
鏡の前で顎のラインを指で少し押し上げてみる日が増えてきます。メイクでは隠れませんし、横顔の写真では真っ先に目に入る場所です。
そこでたいていは、機器の名前を検索するところから始めます。ところが口コミをいくら読んでも整理がつきません。同じ機器について、満足した方と物足りなかった方が並んでいるからです。
リフティングの機器は大きく二つに分かれます。熱を点のように絞って決まった深さに入れる超音波と、熱を広い範囲に広げて通り道の組織ごと温める高周波です。狙う層が違いますので、確かめ方も、変化が見えるまでの時間も違います。どちらの比重が大きいお悩みかを先に分けておくと、あとがずいぶん単純になります。
この記事はBeautyStone医院の施術情報をまとめたものです。結果には個人差があり、施術を受けるかどうかは皮膚科専門医と相談のうえでお決めください。
顎のラインが以前と違うと感じる場面
顎のラインが以前と違うと感じる場面
顎のラインが変わったと感じるとき、その変化を作っているのは皮膚の表面だけではありません。表皮の下の真皮、その下の脂肪層、さらに深いところで顔を支える筋膜層が、それぞれ少しずつ変わって、ひとつの印象として表に出てきます。
リフティングの機器がいくつもある理由が、ここにあります。米国国立医学図書館が収める臨床資料は、マイクロ集束超音波が一・五ミリの真皮、三・〇ミリの真皮下、四・五ミリの筋膜層をそれぞれ狙うとまとめています。同じ資料は、この方法が皮膚の下に摂氏六十度から七十度ほどの小さな発熱点をいくつも作るものだと説明しています。
高周波は届き方が違います。別の臨床資料は、組織を通っていた高周波の熱エネルギーが脂肪細胞に阻まれると、その細胞の中に熱がとどまると説明しています。点ごとに深さを指定するのではなく、熱が広がりながら引っかかったところに溜まる仕組みです。同じ資料は、超音波が真皮と皮下組織にエネルギーを集め、その中のコラーゲン線維を摂氏六十度から七十度まで温めて、熱凝固点*と呼ばれる地点を作ると書き添えています。
熱凝固点: 熱がひと点に集まって組織のたんぱく質が変性する、ごく小さな地点です。そこが回復する過程で新しいコラーゲンが作られます。
顎のラインが以前と違うと感じる場面
超音波と高周波はどこで分かれるでしょうか
超音波と高周波はどこで分かれるでしょうか
二つを分ける基準は強さではなく、熱の形です。超音波は決まった深さに点を打つように熱を入れ、高周波は広い範囲を均一に温めます。ですので、たるみの感じがはっきりしているときと、肌のきめのゆるみが先に気になるときとで、向いている側が変わります。
| 項目 | 超音波 | 高周波 |
|---|---|---|
| 熱の形 | 決まった深さに点で集まる | 広い範囲に均一に広がる |
| 主に狙う層 | 真皮から筋膜層まで | 真皮と皮下脂肪が中心 |
| 向いているお悩み | 顎のラインとたるみが先のとき | きめと弾力が先のとき |
| 施術中の感覚 | 点ごとに一瞬ちくっと熱い | 温かさが続いて積み重なる |
| 変化が見える時期 | 数か月かけて少しずつ | 数か月かけて少しずつ |
米国皮膚科学会は超音波について、一回の施術で多くの方が二か月から六か月のあいだに穏やかな引き締まりとリフトを確かめると案内しています。同じ資料は、高周波も一回の施術で、六か月ごろにいちばんはっきりし、そのあと二年から三年ほど保てる場合があると説明しています。
同じ資料は大切な線も引いています。こうした施術がフェイスリフトやまぶたの手術、ネックリフトのような外科的な方法の結果に代わるものではないこと、そして適正体重を保っていて、たるみの程度が大きくない方に向いているということです。たるみがかなり進んだ状態であれば、機器を替えるより方向そのものをもう一度話すほうが役に立ちます。
なぜBeautyStone医院では機器より層を先に見るのでしょうか
なぜBeautyStone医院では機器より層を先に見るのでしょうか
診察でまず確かめるのは、どの機器を使うかではなく、いま気になっているその変化がどの層から来ているかということです。ここを飛ばすと、同じ施術を受けても思い描く結果が人によって変わります。
ですので、まず伺うことから始めます。いつから気になったか、正面と横顔のどちらがより気になるか、体重の変化があったか、写真で見比べたときどこが違うかを確かめます。続いて実際に肌に触れながら、表面の弾力と下から支える感じを分けて見ていきます。
思い描いていた方向と合わないのであれば、その場でそうお伝えすることも診察の一部だと考えています。
なぜBeautyStone医院では機器より層を先に見るのでしょうか
初診から計画までどんな順番で進むでしょうか
初診から計画までどんな順番で進むでしょうか
一つ目は問診です。 いつから始まったか、体重の変化があったか、写真で見える違い、以前受けた施術があればそのときの反応を伺います。この情報だけで大きな方向がつかめることは、思っている以上に多いです。
二つ目は層の確認です。 表面の弾力と下から支える感じを分けて見て、たるみがどの程度かも一緒に確かめます。同じ年代でも、どの層から変化が来ているかは方によって違います。
三つ目は時期の見通しです。 米国国立医学図書館が収める系統的レビューは、十六件の研究に含まれる五百七十三名を分析し、九十日の時点で患者の九十二パーセントに皮膚の引き締まりやしわの改善が見られたとまとめています。同じ資料は、中等度の改善が九十日の三十六パーセントから百八十日の五十二パーセントへ増えたと記し、より長い期間の追跡資料はまだ十分でないと書き添えています。
四つ目は控えめさです。 施術の当日ではなく数か月かけて少しずつ現れる変化ですので、一度で終わらせる方向より、いつ見返すかを先に決めておくほうが現実的です。写真を残す間隔と次に確かめる時期を決めてから、次の予定を組みます。
施術のあと赤みやむくみが一時的に出ることはよくあります。同じ米国皮膚科学会の資料も、たいてい赤みとむくみは出るものの、皮膚科専門医が行う場合はほかの副作用の危険は低いと説明しています。ただしむくみが数日以上続く、感覚が鈍い感じが残るといったときは、自分で判断せずすぐ医療機関へご連絡ください。
リフティングの選び方について今日確かめておきたいこと
リフティングの選び方について今日確かめておきたいこと
- 顎のラインとたるみが先に気になるなら深い層を狙う側に近いです。
- きめと弾力が先に気になるなら広く温める側に近いです。
- 多くは両方が重なりますので、名前より割合が大切です。
どの道にも引き換えがあります。ここに決まった正解はなく、変化がどの層から来ているか、写真が時間をかけて何を見せているか、最初に気になったことは何かで合う選び方が変わります。今日は明るい自然光で正面と横顔の写真を一枚ずつ残し、手で押し上げたときどこが違って見えるかを確かめてから、その二つを皮膚科専門医の診察にお持ちください。
読んで気になることがあれば
相談を書く参考文献
- 一・五ミリの真皮、三・〇ミリの真皮下、四・五ミリの筋膜層をそれぞれ狙う — PubMed Central
- 組織を通っていた高周波の熱エネルギーが脂肪細胞に阻まれると、その細胞の中に熱がとどまる — PubMed Central
- 一回の施術で多くの方が二か月から六か月のあいだに穏やかな引き締まりとリフトを確かめる — American Academy of Dermatology
よくあるご質問
Q. 超音波と高周波ではどちらの効果が高いのでしょうか。
A. 狙う層が違いますので、単純に順位をつけるのは難しいです。米国国立医学図書館が収める資料は、マイクロ集束超音波が一・五ミリ、三・〇ミリ、四・五ミリの深さをそれぞれ狙うと説明し、高周波は熱が組織を通るときに脂肪細胞に阻まれてその場にとどまる方法だと記しています。ですので、どちらが強いかより、いま気になる変化がどの層から来ているかを先に分けるほうが役に立ちます。
Q. 一度受けたらいつごろ変化が見えるのでしょうか。
A. 米国皮膚科学会は、超音波の場合は一回の施術で多くの方が二か月から六か月のあいだに穏やかな引き締まりとリフトを確かめると案内し、高周波もたいてい六か月ごろにいちばんはっきりすると説明しています。翌朝に鏡を見るより、写真を残して一か月ごとに見比べるほうが気持ちが楽です。
Q. たるみがかなり進んでいても役に立つのでしょうか。
A. 米国皮膚科学会は、こうした施術が適正体重を保っていてたるみの程度が大きくない方に向いていると案内しています。同じ資料は、フェイスリフトやまぶたの手術、ネックリフトのような外科的な方法の結果に代わるものではないとはっきり書き添えています。ですので、たるみがかなり進んだ状態であれば、機器を選ぶ前に方向そのものを診察で先に話すほうがよいです。
Q. 効果はどれくらい保てるのでしょうか。
A. 米国皮膚科学会は、高周波の結果が二年から三年ほど保てる場合があると説明しています。ただし米国国立医学図書館が収める系統的レビューは、超音波についてより長い期間の追跡資料がまだ十分でないと記しています。保てる期間は年齢や生活習慣によって変わる部分ですので、診察で一緒に確かめてください。
医療情報に関するご案内
この記事は一般的な医療情報を提供するものであり、個別の診断や診療に代わるものではありません。 編集方針を見る

キム・ジャンジュ 院長
JANGJU KIM
キム・ジャンジュ医師は、明洞ロッテホテルのストーンクリニックの院長です。
経歴・学歴
- 현) 스톤클리닉 명동 롯데호텔 원장
- 경희대학교 의과대학 졸업
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