運動後に背中と肩へ繰り返し出る小さなブツブツはニキビか、それともマラセチア毛包炎か

運動後に背中と肩へ繰り返し出る小さなブツブツはニキビか、それともマラセチア毛包炎か

キム・ジャンジュ約9分編集方針

要点

  • 背中のブツブツがニキビ薬に反応しにくい理由がわかります
  • ニキビとマラセチア毛包炎を見分ける手がかりがわかります
  • 衣類と汗を先に見直すのか、製品を先に変えるのか判断できます
  • 診察で確認したい項目を先にまとめておけます

トレーニングを始めて数週間、背中と肩に小さなブツブツが出てきます。顔用に置いてあるニキビ薬を塗ってみても、数日たつと同じ場所に同じものが戻ってきます。

汗のせいだろうと考えてシャワーの回数を増やしても、大きくは変わりません。むしろかゆみが加わってきて、そもそもこれはニキビだったのかと疑い始めます。

この記事では、背中のブツブツを二つの方向に分けて見る考え方と、その分け方によって対処の順番がどう変わるのかを整理します。

この記事はソウル・弘大のBeautyStoneクリニックの施術情報をまとめたものです。個人差があるため実際の結果は異なることがあり、施術を受けるかどうかは皮膚科専門医と相談して決めていただくのが安心です。

ニキビ薬を塗り続けているのにブツブツが戻ってくるとき

ニキビ薬を塗り続けているのにブツブツが戻ってくるときニキビ薬を塗り続けているのにブツブツが戻ってくるとき

背中と肩は、顔の次に皮脂腺が集まっている場所です。ニュージーランドの皮膚科情報サイトは、ニキビが顔に最も多く出るものの、首や胸、背中へ広がることがあり、ときにはさらに広い範囲に及ぶこともあると説明しています。ですから背中に出たものがニキビである可能性は十分にあります。

同じ資料はニキビを見るとき、面皰が一緒に現れているかどうかを手がかりにしています。面皰は毛包の出口がふさがれることから始まる病変で、これが混じっているかどうかが分かれ道になります。逆に、大きさも形も不自然なほどそろったブツブツだけが密に並んでいる場合は、別の原因も考えておく必要があります。

面皰: 毛包の出口が角質と皮脂でふさがれてできるニキビの初期病変で、ほかのブツブツと見分ける手がかりになります

背中という場所そのものにも難しさがあります。皮膚が顔より厚いうえに、自分では見えず手も届きにくいので、写真に写ったときや人に言われたときに初めて広がりに気づくことが多いです。加えて一日中衣類が張りついているため、摩擦と蒸れの条件が顔よりずっと多くなります。同じやり方を背中に持ち込むと、進み方がゆっくりになるのはそのためです。

ニキビ薬を数日塗って反応がないとしても、薬が弱いとは限りません。狙っている相手が違う可能性があります。製品を替える前に、出ているものが何なのかを先に決めたほうが、結果的に時間の節約になります。

ニキビ薬を塗り続けているのにブツブツが戻ってくるときニキビ薬を塗り続けているのにブツブツが戻ってくるとき

ニキビとマラセチア毛包炎は見た目が似ていてもどこが違うのか

ニキビとマラセチア毛包炎は見た目が似ていてもどこが違うのかニキビとマラセチア毛包炎は見た目が似ていてもどこが違うのか

マラセチアはもともと皮膚に住んでいる酵母です。皮脂が多く、暑くて湿った環境が続くと数が増え、毛包の中で炎症を起こすことがあります。

ニュージーランドの皮膚科情報サイトは、マラセチア毛包炎を上背部と胸部を中心に出る、小さくそろったかゆみのある丘疹と膿疱で、単一形態の発疹であり面皰が見られない点で尋常性ざ瘡と区別されると説明しています。同じページでは、思春期から若い成人男性に最も多く見られること、高温多湿の環境や皮脂の多さ、多汗、抗菌薬の使用が危険因子になることにも触れています。

マラセチア: 皮膚に常在する酵母で、皮脂が多く湿った条件で増えると毛包に炎症を起こすことがあります

項目ニキビマラセチア毛包炎
面皰の有無一緒に見られることが多い見られないことが多い
病変の形大きさも形もまちまち小さくそろっている
かゆみ主な特徴ではないかゆいことが多い
出やすい場所顔と背中、胸上背部と胸が中心
悪くなる条件皮脂と角質のたまり高温多湿と汗

表だけで自己判断を終えるのは難しいところです。ただ、かゆみとそろい方という二つの言葉を覚えておくと、診察室で何を伝えればよいかがはっきりします。

もう一つ気をつけたいのは、この二つがどちらか一方に決まるとは限らないことです。皮脂が多い方では、面皰型の病変と毛包内の酵母の増加が同時に起きていることもあり、片方だけに合わせて対処すると効果が薄くなります。急いで結論を出すより、観察した特徴をそのまま記録して、並べ替えは医師に任せるほうが確実です。

BeautyStoneクリニックが背中のブツブツを二つの方向に分けて見る理由

BeautyStoneクリニックが背中のブツブツを二つの方向に分けて見る理由BeautyStoneクリニックが背中のブツブツを二つの方向に分けて見る理由

BeautyStoneクリニックでは、背中のブツブツについて製品の話より先に分類の話を出します。方向が決まらないまま製品だけを替えていくと、数か月がそのまま過ぎてしまいやすいからです。

BeautyStoneクリニックが背中のブツブツを二つの方向に分けて見る理由BeautyStoneクリニックが背中のブツブツを二つの方向に分けて見る理由

診察では、病変に面皰が混じっているか、かゆみがどのくらいか、一日のうち汗が衣類に残っている時間はどのくらいか、これまでどの製品をどれだけ続けてきたかを順に確認します。同じ背中の写真でも、この四つの答えが違えば読み方が変わります。

抗菌薬を長く使った経緯もあわせてうかがいます。先ほどの資料が抗菌薬の使用を危険因子として挙げているため、ここが確認できると次の選択肢が変わることがあります。

記録の取り方も判断を左右します。同じ位置、同じ照明で一定の間隔をあけて撮り、正面と側面を一枚ずつ残しておくのがおすすめです。背中の病変は自分では見えないので、記憶に頼るとぶれてしまいます。二枚を並べて比べるほうが、どんな言葉より伝わります。使った製品は名前と使い始めた日付も書き添えておくと役に立ちます。

背中と肩のブツブツを整えていく方法はどんな順番か

背中と肩のブツブツを整えていく方法はどんな順番か背中と肩のブツブツを整えていく方法はどんな順番か

一つ目は、汗が肌にとどまる時間を短くすることです。米国皮膚科学会は綿や吸汗速乾素材のゆったりしたトレーニングウェアを着て、運動が終わったらできるだけ早くシャワーを浴びて着替えるようにと案内しています。湿ったウェアのままでいる時間が長いほど条件は悪くなります。

二つ目は、こすらないことです。同じ資料は、ニキビのある肌をこすり洗いすると、よさそうに見えて実際には悪化すると説明しています。硬いタオルやブラシで背中をこする習慣があるなら、まずそこで止めるほうが安全です。

三つ目は、方向を決めてから製品を選ぶことです。米国皮膚科学会は背中のニキビに過酸化ベンゾイルの洗浄料を挙げ、効果が見えるまで六週から八週かかることがあると案内しています。逆に酵母の側が主な原因であれば、この方向は合わないこともあります。

四つ目は、もう一度相談する時期をあらかじめ決めておくことです。決めた期間を過ぎても写真に差が出ない場合や、痛みを伴う深い病変が出てきた場合は、皮膚科専門医に相談してください。

この四つのうち、いちばん飛ばされやすいのは一つ目です。製品を替えるのは目に見える行動ですが、衣類の素材やシャワーのタイミングを見直すのは手応えが薄く、後回しになりがちです。それでも、汗が肌にとどまる時間は毎日繰り返される条件なので、そこを変えたときの積み重ねのほうが大きく効いてきます。

今日のうちに書き留めておきたい基準

今日のうちに書き留めておきたい基準今日のうちに書き留めておきたい基準

背中のブツブツは原因が一つとは限らないため、製品を替える速さより、方向を決める順番のほうが結果を左右します。

一つ目は、面皰が混じっているかとかゆみがあるかを写真とあわせて記録しておくことです。二つ目は、衣類や洗い方のような毎日繰り返される条件を先に整え、製品はその後で替えることです。三つ目は、六週から八週という確認の時期を決めておき、それでも変化がなければ皮膚科専門医と一緒に判断し直すことです。

もう一つ覚えておきたいのは、同じ時期にいくつも同時に変えないことです。製品も洗い方も衣類の素材も一度に替えてしまうと、よくなっても悪くなっても、どれが効いたのか説明できなくなります。一度に一つだけ動かし、十分な時間を与えてこそ判断に意味が出てきます。

この三つを先に書き留めておくと、次の診察がぐっと早く進みます。数週間の記録は、ある一日の印象より頼りになります。

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参考文献

  1. 顔に最も多く出るものの、首や胸、背中へ広がることがあり、ときにはさらに広い範囲に及ぶこともある — DermNet NZ
  2. 上背部と胸部を中心に出る、小さくそろったかゆみのある丘疹と膿疱で、単一形態の発疹であり面皰が見られない点で尋常性ざ瘡と区別される — DermNet NZ
  3. 綿や吸汗速乾素材のゆったりしたトレーニングウェアを着て、運動が終わったらできるだけ早くシャワーを浴びて着替える — American Academy of Dermatology

よくあるご質問

Q. ニキビ薬を塗ったのにかゆみが強くなりました。なぜでしょうか。

A. 相手が違う可能性もあわせて考えたいところです。ニュージーランドの皮膚科情報サイトは、マラセチア毛包炎を小さくそろったかゆみのある病変で面皰が見られないものとして、ニキビと区別しています。まずは①面皰が混じっているか、②かゆみがどのくらいか、③今の製品をどれだけ続けたか、の三つを整理してみてください。

Q. 背中をもっと頻繁に、強く洗えばよくなりますか。

A. 強く洗う方向はおすすめしません。米国皮膚科学会は、ニキビのある肌をこすり洗いするとかえって悪化すると案内しています。洗う強さを上げるより、運動後に汗を含んだウェアを早く着替えて、汗が肌にとどまる時間を短くするほうが役に立ちます。

Q. どのくらい自分で様子を見てから受診すればよいですか。

A. 米国皮膚科学会は背中のニキビで効果が見えるまで六週から八週かかることがあると案内し、その間に変化がない場合や痛みを伴う深い病変がある場合は皮膚科の受診をすすめています。個人差がありますので、施術を受けるかどうかは皮膚科専門医と相談して決めてください。

Q. これは男性に多い悩みなのでしょうか。

A. マラセチア毛包炎に限っては、その傾向が報告されています。ニュージーランドの皮膚科情報サイトは、思春期から若い成人男性に最も多いとし、高温多湿の環境や皮脂の多さ、多汗を危険因子として挙げています。汗をかきやすいほうであれば、診察でまずその点を伝えてみてください。

キム・ジャンジュ

キム・ジャンジュ 首席院長

JANGJU KIM

キム・ジャンジュ医師は、明洞ロッテホテルのストーンクリニックの院長です。

経歴・学歴

  • 현) 스톤클리닉 명동 롯데호텔 원장
  • 경희대학교 의과대학 졸업
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