要点
- 男性は眉間の筋肉が発達していることが多く、承認量の20単位では十分にゆるむ人の割合が女性より低くなります。
- 量の比較: 男性80人を20・40・60・80単位に分けた研究では、40単位以上でゆるみも持続期間も20単位を上回りました。
- 効果は個人差はありますが、通常1〜2日で出始め、1週間ほどで強まり、3〜4か月ほど続きます。
- 判断の時期: 1週目で決めつけず、30日目ごろに強く眉を寄せた状態で確認しましょう。
同じ20単位でも、男性の眉間のしわは女性ほどゆるみにくい傾向があります。米国FDAが承認した添付文書の臨床試験では、30日目にしわが消えたか軽くなった人は女性85%、男性59%でした。男性は眉を寄せる筋肉が太いことが多いため、量を決める前に眉を寄せたときの筋肉の力を見ることが大切です。
同じ量でも男性が効きにくいと感じる理由
同じ量でも男性が効きにくいと感じる理由
主な理由は筋肉の大きさです。眉間の動きは、眉頭を内側に寄せる皺眉筋と、眉間の皮膚を下に引く鼻根筋が担っています。どちらも顔のボトックスで扱う筋肉の中では大きい部類で、男性は女性より筋肉量が多いのが一般的です。2012年の総説も、筋肉量に合わせて量と注射点の数を調整するよう勧めています。
同じ量でも男性が効きにくいと感じる理由
本人の評価でも、改善したと答えた女性は93%、男性は72%でした。ただし試験の参加者の82%は女性で、男女別の結果はあとから行った探索的な分析です。男性には効かないという意味ではなく、同じ量ではしわが残る男性が多いということです。
単位:ボトックスの強さを表す数値です。製品ごとに測り方が違うため、ほかの製品の単位とは比べられません。
量を増やすと男性の眉間はどう変わるか
量を増やすと男性の眉間はどう変わるか
男性だけを対象にした研究では、40単位以上で20単位よりよくゆるみました。80人を20・40・60・80単位の4群にランダムに分け、毎月経過を見た研究です。量が多いほど強く眉を寄せたときのしわが薄くなり、効果も長く続きました。多い群で副作用は増えず、著者は男性の開始量を40単位以上とまとめています。
量を増やすと男性の眉間はどう変わるか
ただし製品は1種類、対象は80人だけで、すべての男性に同じ数字が当てはまるとは限りません。40単位は米国FDAの承認量20単位を超える適応外の使い方です。量を増やす提案を受けたら、なぜその量が自分の筋肉に合うのかを確認してください。
効いていないのか、早く切れたのかの見分け方
効いていないのか、早く切れたのかの見分け方
翌日に鏡を見て判断するのは早すぎます。効果は通常1〜2日で出始め、1週間かけて強まります。少なくとも1週間、できれば試験で評価した30日目ごろまで待ちましょう。
| 注射後 | 眉間の状態 | 確認すること |
|---|---|---|
| 1〜2日 | 筋肉の力が弱まり始める | まだ判断しない |
| 1週目 | 効果が強まる | 腫れ、内出血、まぶたの位置 |
| 30日目ごろ | 試験で評価した時期 | 強く眉を寄せた正面写真 |
| 3〜4か月 | 一般的な持続期間 | 眉が寄せられるようになった日 |
確認はリラックスした顔ではなく、強く眉を寄せた状態で行います。3〜4か月よりかなり早く戻った場合は、前回の単位数と注射点の数を次回の相談で照らし合わせてください。
副作用とすぐ受診が必要な症状
副作用とすぐ受診が必要な症状
注射部位の痛み、腫れ、赤み、内出血が生じる場合があります。眉間の試験で多かった副作用はまぶたの下垂で、405人中約3%でした。添付文書は、眉を下げる筋肉が発達した人ではまぶたを上げる筋肉の近くへの注射を避けるよう求めています。男性では量と同じくらい注射の位置が大切です。
次の症状は数時間から数週間後に出ることがあります。ひとつでもあれば、すぐに医師に連絡するか受診してください。
- 飲み込み、話すこと、呼吸がしにくくなります
- 全身の力が入らない、筋力が落ちるといった変化があります
- 物が二重に見える、かすんで見える、まぶたが下がるといった症状があります
- 声がかすれる、声が変わる、声が出なくなります
- ろれつが回らなくなります
- 尿のコントロールができなくなります
- ゼーゼーする、ぜんそくのような症状、めまいや気が遠くなる感じがあります
飲み込みや呼吸の問題は命に関わることがあり、死亡例も報告されています。症状が出たら様子を見ずに受診してください。
まとめ:次の相談で聞くこと
まとめ:次の相談で聞くこと
前回効きが弱かったなら、「自分の眉間の筋肉なら何単位を、何か所に分けて打つか」を聞きましょう。単位数と注射点の数がそろえば、前回と比べられます。
当治療は自由診療(保険適用外)で、費用は量により異なります。ソウル・明洞の STON Clinic に相談するときは、前回の注射日と単位数(分かれば)、30日目ごろの強く眉を寄せた写真、眉が寄せられるようになった時期を添えてください。前回の記録がなければ、今回は単位数と注射点を書き留めてもらいましょう。
読んで気になることがあれば
相談を書く参考文献
- 眉間の承認量20単位、男女別の結果と拡散の警告 — 米国FDA、2024 — U.S. Food and Drug Administration
- 男性80人に眉間20・40・60・80単位を比べた研究 — Dermatol Surg、2005 — PubMed Central
- 眉間の筋肉量に合わせた量の調整に関する総説 — J Drugs Dermatol、2012 — PubMed Central
- 男性のボトックス治療に関する総説 — Dermatol Surg、2024 — PubMed Central
よくあるご質問
Q. 男性は最初から40単位にすべきですか?
A. 決まった答えはありません。米国FDAの眉間の承認量は男女とも20単位で、男性80人の研究は40単位以上からを勧めています。眉を寄せる力を診てもらい、増やす理由を聞いてから決めましょう。
Q. 量を増やすと、眉やまぶたが下がりやすくなりますか?
A. 男性80人の研究では、多い群で副作用は増えませんでした。ただし80人ではまれな反応までは否定できません。下垂は量だけでなく位置にも関係するため、まぶたの近くをどう避けるかを確認してください。
Q. おでこと一緒に打つと、眉間の量は変わりますか?
A. 米国FDAの添付文書では、おでこと眉間を一緒に治療する場合はそれぞれ20単位、合計40単位です。眉の下垂を減らすため、おでこは眉間と一緒に治療します。部位ごとの単位数を記録しておきましょう。
Q. 3か月たたずに切れたら、すぐ打ち直せますか?
A. 3か月より短い間隔での安全性と有効性は確立していません。間隔を縮めるより、次回の単位数と注射点を見直すほうが現実的です。30日目と眉が戻った日の写真が判断に役立ちます。
Q. 20単位で十分な男性もいますか?
A. います。添付文書の試験では、20単位で30日目にしわが消えたか軽くなった男性が59%でした。最初から増やすと決めず、筋肉の大きさと寄せる力で量を決め、30日目の写真で確かめましょう。
医療情報に関するご案内
この記事は一般的な医療情報を提供するものであり、個別の診断や診療に代わるものではありません。 編集方針を見る

キム・ジャンジュ 首席院長
JANGJU KIM
キム・ジャンジュ医師は、明洞ロッテホテルのストーンクリニックの院長です。
経歴・学歴
- 현) 스톤클리닉 명동 롯데호텔 원장
- 경희대학교 의과대학 졸업
コメント