男性の頭頂部の薄毛にPRP注射?飲み薬・塗り薬との順番を解説

男性の頭頂部の薄毛にPRP注射?飲み薬・塗り薬との順番を解説

キム・ジャンジュ約6分編集方針

要点

  • まず飲み薬・塗り薬を土台にし、PRP注射はその上に加えるかどうかを考えます。
  • 注射の間隔:一般的には月1回を3回続け、その後は3〜6か月ごとに受けます。
  • 変化が見えるまで:フィナステリドは約4か月、ミノキシジルは約6〜12か月かかります。
  • ミノキシジルにPRPを加えた試験では毛の密度がより増えましたが、根拠の確かさは低い〜非常に低いと評価されています。

頭頂部の薄毛では、PRP注射は飲み薬・塗り薬の代わりではなく、薬の治療に上乗せする位置づけです。米国FDAが男性型脱毛症の治療として承認しているのは、飲み薬のフィナステリドと塗り薬のミノキシジルの2つで、PRPは含まれていません。PRPだけを調べた研究の結果も、まだ分かれています。

頭頂部が薄くなったら、PRPから始めてもよいか

頭頂部が薄くなったら、PRPから始めてもよいか頭頂部が薄くなったら、PRPから始めてもよいか

先に薬を決め、PRPは加えるかどうかを別に考えるほうが、根拠に沿った順番です。フィナステリドは1日1回飲む処方薬で、抜け毛を遅らせ、新しい毛の成長を助けます。薄毛に気づいた早い段階で始めるほど効果が出やすいとされています。ミノキシジルは頭皮に塗る薬で、初期の薄毛を助けますが、頭全体を元どおりに生やすことはできません。ほかの治療と組み合わせると効果が高まりやすく、PRPが入る余地もここにあります。

どちらの薬も、効果を保つには使い続ける必要があります。フィナステリドをやめると再び抜け始め、ミノキシジルもやめると得られた効果が失われます。ミノキシジルにPRPを加えた比較試験でも、両方のグループがミノキシジルを続けたまま、一方にだけPRPを加えていました。

どの薬を使うかは、薄毛の原因や全身の健康状態、年齢によって変わります。まず医師に男性型脱毛症かどうかを確認してもらいましょう。フィナステリドは処方薬なので、飲み始める前に副作用の説明を受けてください。

飲み薬・塗り薬・PRP注射の違い

飲み薬・塗り薬・PRP注射の違い飲み薬・塗り薬・PRP注射の違い

3つの大きな違いは、使い方よりも続け方にあります。薬は毎日の習慣で、PRPは数か月ごとの通院です。

項目フィナステリド(飲み薬)ミノキシジル(塗り薬)PRP(頭皮注射)
使い方1日1錠1日1〜2回頭皮に塗る自分の血液を分けて注射
変化が見えるまで約4か月約6〜12か月最初の数か月で抜け毛が減るか
続け方毎日毎日月1回を3回、その後3〜6か月ごと
米国FDAの薄毛治療承認ありありなし

この表から持ち帰る基準は、「薬は毎日続け、PRPは決まった間隔で加える」です。

薬とPRPを同じ月に始めると、数か月後に増えた毛がどちらによるものか見分けにくくなります。薬をしばらく続けても頭頂部が薄くなっているのか、まだ薬の効果を待っている段階なのかで、PRPを加える時期は変わります。

PRP注射の受け方と回数・間隔

PRP注射の受け方と回数・間隔PRP注射の受け方と回数・間隔

少量の血液を採り、遠心分離機で成分を分けたあと、血小板を多く含む血漿を薄くなった部分に注射します。施術は約10分で、通常はダウンタイムがありません。多くの人は月1回を3回受け、その後は3〜6か月ごとに通います。

PRP(多血小板血漿):自分の血液から血小板を集めた血漿です。血小板に含まれる成長因子が、細くなった毛包を支えると考えられています。

最初の数か月は、抜け毛が減る変化を先に感じることがあります。ミノキシジルにPRPを加えた5つの試験も、すべて月1回の間隔で、回数は3〜6回でした。ただし血液を1回遠心するか2回遠心するかは試験ごとに異なり、結果をそのまま比べることはできません。

PRP注射の受け方と回数・間隔PRP注射の受け方と回数・間隔

PRPを加えると毛の密度はどれくらい変わるか

PRPを加えると毛の密度はどれくらい変わるかPRPを加えると毛の密度はどれくらい変わるか

PRPだけを見ると、結果は分かれています。35人の頭皮の片側にPRP、反対側に生理食塩水を月1回、3回注射した試験があります。最後の注射から3か月後、PRP側の密度は1平方センチあたり151本から約171本に増えましたが、食塩水側も151本から約167本に増え、両側の差ははっきりしませんでした。PRPが反対側に広がった可能性も、限界として挙げられています。

PRPを加えると毛の密度はどれくらい変わるかPRPを加えると毛の密度はどれくらい変わるか

9つの比較試験、238人をまとめた分析では、3か月と6か月の密度が偽の注射より増えました。一方、毛の本数と太さは偽の注射と差がありませんでした。ミノキシジルにPRPを加えた5つの試験をまとめると、1か月・3か月・5〜6か月のいずれも加えた側の密度が高くなりました。ただし5つのうち3つは偏りの危険が高く、根拠の確かさは低い〜非常に低いと評価されています。変化の大きさには個人差があります。

PRP注射後のよくある反応と、すぐ受診すべき症状

PRP注射後のよくある反応と、すぐ受診すべき症状PRP注射後のよくある反応と、すぐ受診すべき症状

注射した部分の痛みや赤み、針の跡の点状の出血は、試験で報告された反応です。頭皮のかゆみや頭痛が出た人もいました。通常は休みを取らずに日常生活に戻れます。

次のような症状があるときは、次回の予約を待たずにすぐ医師の診察を受けてください。

  • 注射した部分の痛みがおさまらず続く
  • 頭皮の腫れがだんだん強くなる
  • 発熱がある

血液をさらさらにする薬を飲んでいる方、血液の病気がある方、最近ほかの頭皮の施術を受けた方は、施術前に医師へ伝えてください。費用は注射する範囲や回数によって異なるため、相談の際にご確認ください。

まとめ:PRPを加える時期の考え方

相談の前に、今使っている薄毛の薬の名前と始めた日、毎日欠かさず使えているかをまとめておきましょう。薬を始めた日や最初にPRPを受けた日から3か月ごとに、同じ明るさ・同じ角度で頭頂部を撮っておくと、変化を自分で判断しやすくなります。

ソウル滞在中に STON Clinic で相談する場合は、薄毛に気づいた時期、今使っている薬、家族に薄毛の人がいるかを添えてください。診察では「今は薬だけを続ける段階か、PRPを加える段階か。加えるなら維持の注射は何か月おきか」を最初に確認すると、次の進め方を決めやすくなります。

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参考文献

  1. 薄毛の治療法とPRPの回数・間隔 — 米国皮膚科学会(AAD) — American Academy of Dermatology
  2. PRPとミノキシジルを併用した治療研究のまとめ — J Cutan Aesthet Surg, 2023 — PubMed Central
  3. ミノキシジルにPRPを加えた5つの試験の分析 — PLoS One, 2024 — PubMed Central
  4. 頭皮の左右にPRPと食塩水を注射した35人の試験 — J Am Acad Dermatol, 2020 — PubMed Central
  5. PRPの比較試験9つ・238人の分析 — J Cutan Med Surg, 2023 — PubMed Central

よくあるご質問

Q. フィナステリドは1日のうちいつ飲むのがよいですか?

A. 毎日同じ時間に1日1回飲むのがおすすめです。米国皮膚科学会は、同じ時間に飲むとよい結果が得られやすいと案内しています。効果は飲み続けている間だけ保たれるため、歯みがきなど毎日の習慣と組み合わせると飲み忘れを防ぎやすくなります。

Q. PRPの効果は何か月後に判断しますか?

A. 最初の数か月は抜け毛が減ったかを見て、密度は3か月と6か月ごろに判断します。試験をまとめた分析も、この2つの時点を基準にしていました。1〜2回で判断するより、最初の3回を終えてから写真で比べるのがおすすめです。

Q. ミノキシジルにPRPを加えると副作用は増えますか?

A. 5つの試験をまとめた分析では、ミノキシジルだけのグループとPRPを加えたグループの副作用の危険は同程度でした。ただし試験の数が少なく、はっきりとは言えません。PRPを加えた側では、注射部位の痛みや赤み、頭痛などの注射の反応が報告されています。

Q. PRP注射は痛いですか?

A. 多くの試験で注射部位の痛みが報告されています。痛みは軽かったとする試験もあれば、痛みが続いたと報告した試験もあります。痛みがおさまらずに続く場合は、次の注射を待たずに医師へご相談ください。

Q. マイクロニードルとPRPを一緒に受けることはありますか?

A. 組み合わせることがあります。マイクロニードルをPRPなどほかの治療と一緒に使うと、毛が育ちやすかったという研究があります。薄毛用の器具は肌用より針が長く、頭皮の病気によっては悪化させることがあるため、まず医師に確認してください。

Q. 自宅用のレーザーキャップも加える価値はありますか?

A. 結果は期待できますが、研究はまだ多くありません。200人あまりの男女がレーザーコームを週3回、26週間使った試験があります。少しでも生えるまでに週数回、数か月の使用が必要になるため、続けられるかをまず考えましょう。

Q. 飲み薬に抵抗があるとき、PRPで代わりになりますか?

A. PRPは米国FDAが薄毛治療として承認したものではなく、偽の注射と比べた結果も分かれています。薬をやめてPRPだけにするより、なぜ薬に抵抗があるのかを医師に話してみるのがおすすめです。フィナステリドの副作用は、始める前に医師と確認できます。

キム・ジャンジュ

キム・ジャンジュ 首席院長

JANGJU KIM

キム・ジャンジュ医師は、明洞ロッテホテルのストーンクリニックの院長です。

経歴・学歴

  • 현) 스톤클리닉 명동 롯데호텔 원장
  • 경희대학교 의과대학 졸업
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