要点
- 手のひらの汗を量より始まった時期と広がりで先に分ける理由がわかります
- 原発性局所多汗症の診断基準が何項目にまとめられているかがわかります
- 汗が全身に広がったときどのサインが確認をすすめる側に並ぶかがわかります
- 相談の前に重症度と生活の不便をどう書き留めるとよいかがわかります
書類をめくるときに紙が湿ってしまう、握手の前にズボンで手をひとふきする。こうなると手のひらの汗はもう生活の中に入っています。暑い時期だけではなく一年を通して同じくらいだと、なおさら気になりやすいものです。
ここでまず分けたいのは、汗の量ではありません。いつから始まって、どこまで広がっているかという二つです。手のひらや足の裏のように決まった場所だけに出る汗と、全身が湿って眠っている間も続く汗とでは、次に確かめることが違う場所に置かれます。
今回は、手のひらの汗を二つの方向に分ける考え方、報告されている割合と始まる年齢、そして相談の前に整えておきたいことを順番に見ていきます。
この記事はBeautystone Clinicの施術情報をまとめたものです。個人差があるため実際の結果は異なる場合があり、施術を受けるかどうかは皮膚科専門医と相談して決めるのが安心です。
手のひらの汗は、まずどちらの方向かで分けます
手のひらの汗は、まずどちらの方向かで分けます
同じ「汗をかきやすい」という言葉の中に、性質の違う二つが混ざっています。一つは出る場所が決まっていて、もう一つは全身が湿ります。
まず割合を見ると方向がつかめます。成人を対象に原発性局所多汗症を調べた報告には、全体の有病率は十パーセントで、部位別では脇の下が五点九パーセントと最も高く、次に頭と顔が三点六パーセント、手のひらが二点九パーセント、足の裏が二点三パーセントと記されています。同じ報告では男性が九パーセント、女性が十点九パーセントでした。
診断も項目として整理されています。同じ報告は原発性局所多汗症の基準を六つ挙げていて、左右がおおむね対称かどうか、日常生活に影響しているかどうか、週に一回以上あるかどうか、始まった年齢が二十五歳より前かどうか、家族歴があるかどうか、眠っている間に止まるかどうかで、このうち二つ以上を満たせばよいと記されています。
そのため相談で最初に伺うのは、いつから始まって眠っている間は止まるかどうかです。汗の量はその日の気温で揺れますが、始まった時期と眠っている間の変化はずっと安定した手がかりになります。
多汗症: 体温を調節するのに必要な程度を超えて汗が出る状態を指します。決まった部位だけに現れる局所型と、全身に現れる全身型に分かれます。
手のひらの汗は、まずどちらの方向かで分けます
決まった部位に出る汗と全身に広がる汗は、どこが違うのでしょうか
決まった部位に出る汗と全身に広がる汗は、どこが違うのでしょうか
まず数字を見ます。原発性多汗症の患者をまとめた報告には、平均の発症年齢は十四点七歳で、手のひらと足の裏が最も早くおよそ十一歳半、脇の下と顔はやや遅く平均十七歳から十八歳のあいだと記されています。同じ報告では家族歴が三十五パーセントの人に確認されていました。
原因の項目も整理されています。手のひらの多汗症の治療を系統的に見直した報告には、原発性多汗症は交感神経系の過剰な刺激によると考えられているが正確な原因はまだ不明で、続発性多汗症は発熱性疾患や神経系の疾患といった基礎疾患によって起こることが多いと記されています。
全身が湿って夜も続くほうには別のものさしがあります。夜間の発汗の評価をまとめた米国家庭医学会の資料には、体重の減少、客観的に確認された発熱、リンパ節の腫れがあれば、感染症や悪性疾患の高リスクとして患者を選び出すと記され、初期の検査として血液検査、結核の検査、甲状腺刺激ホルモン、ヒト免疫不全ウイルスの検査、C反応性タンパク、胸部X線が挙げられています。
二つの方向を並べると、違いはこのようになります。
| 区分 | 決まった部位だけに出る汗 | さらに確認がすすめられる側 |
|---|---|---|
| 報告されている部位 | 手のひら、足の裏、脇の下、頭と顔 | 多くは全身が一緒に湿る |
| 報告されている始まり | 平均十四点七歳、手のひらは約十一歳半 | 成人になってから新しく現れる |
| 眠っている間 | 基準では止まると記される | 夜も続くことがある |
| 一緒に現れるサイン | 家族歴が三十五パーセントで確認 | 体重の減少、発熱、リンパ節の腫れ |
| まず行うこと | 始まった時期と不便の程度を記録 | 基礎にある原因の確認をすすめる |
実際には手のひらから始まってのちに脇の下へ広がるような、混ざって見える場合もあります。そのときは診察で始まった時期と範囲を一緒に確かめるほうが早く進みます。
なぜBeautystone Clinicは始まった時期と範囲を先に確認するのでしょうか
なぜBeautystone Clinicは始まった時期と範囲を先に確認するのでしょうか
Beautystone Clinicで手のひらの汗を相談するとき、どの施術にするかという話は後ろに置かれます。先に確かめるのは、いつから始まってどこまで広がっているか、そして眠っている間の変化です。同じ「汗をかきやすい」という言葉が一つの状態を指しているわけではないからです。
重症度も一緒に記録します。原発性多汗症の患者をまとめた報告には、日常への影響を基準にした重症度で三段階または四段階にあたる患者が三分の二近くを占めたと記されています。つまり判断の軸は汗の絶対量ではなく、手を使う動作がどれだけ妨げられているかという側にあります。
相談が遅くなりやすい点も参考になります。先ほどの調査報告では、医師に相談したのは四点六パーセント、実際に治療を受けているのは零点七パーセントでした。
手を洗い続けてアルコールで拭き取っても汗の量は変わらず、角層が荒れるだけです。反対に、妨げられた場面を週に一度書き留めておくと、重症度という情報が残ります。
なぜBeautystone Clinicは始まった時期と範囲を先に確認するのでしょうか
手のひらの汗はどんな流れで確認し、そのあとはどう進むのでしょうか
手のひらの汗はどんな流れで確認し、そのあとはどう進むのでしょうか
はじまりは診察と方向分けです。いつから始まったか、ほかにどの部位が一緒に出るか、眠っている間も続くか、家族に同じ人がいるか、最近から飲み始めた薬があるかを一緒に見ていきます。
次は必要なときに基礎の原因を調べます。成人になってから始まった場合、全身が湿る場合、夜も続く場合は、米国家庭医学会が挙げた初期の検査項目から進むほうが順番に合います。体重の減少や発熱、リンパ節の腫れが一緒にあるときは、この段階を前に動かします。
対処の選択はそのあとに置かれます。手のひらの多汗症の治療を見直した報告には、イオン導入療法で八十一点八パーセントの患者が改善を報告し、外用のオキシブチニンでは六十六パーセントが重症度の一段階の低下を報告したと記されています。ボツリヌス毒素Aは治療十三週の時点で三十八パーセントの改善が報告されました。いずれも方向と重症度を確かめたあとに並ぶ項目です。
後半で覚えておきたいのは記録の間隔です。汗は気温や緊張で一日のうちに揺れるので、一日だけを見て方向をつかむのは難しいものです。汗が急に全身へ広がったとき、夜に着替えるほど湿るとき、体重が減っているときは、次の予約を待たずに早めに受診するほうが安心です。
相談の前に整えておくと進みやすいこと
相談の前に整えておくと進みやすいこと
まず用意したいのは、始まった時期と部位の記録です。いつから始まったか、手のひらだけなのか足の裏や脇の下も一緒なのか、眠っている間はどうなのかは、先の六項目とそのまま照らし合わせに使われます。
次は生活の不便の程度です。書類が湿って書き直した、握手を避けた、運転や運動で手がすべったといった具体的な場面を三つほど書いておくと、重症度の記録になります。
最後に飲んでいる薬と基礎疾患を整えます。最近変えた薬や新しく診断された病気は、方向を分けるうえで意味を持ちます。
読んで気になることがあれば
相談を書く参考文献
- 全体の有病率は十パーセントで、部位別では脇の下が五点九パーセントと最も高く、次に頭と顔が三点六パーセント、手のひらが二点九パーセント、足の裏が二点三パーセント — PubMed Central
- 平均の発症年齢は十四点七歳で、手のひらと足の裏が最も早くおよそ十一歳半、脇の下と顔はやや遅く平均十七歳から十八歳のあいだ — PubMed Central
- 原発性多汗症は交感神経系の過剰な刺激によると考えられているが正確な原因はまだ不明で、続発性多汗症は発熱性疾患や神経系の疾患といった基礎疾患によって起こることが多い — PubMed Central
- 体重の減少、客観的に確認された発熱、リンパ節の腫れがあれば、感染症や悪性疾患の高リスクとして患者を選び出す
よくあるご質問
Q. 手に汗をかきやすいのは体質なのでしょうか
A. 体質という言葉で終わらせるより、基準と照らし合わせるほうが進みます。調査報告は原発性局所多汗症の基準を六つ挙げていて、左右の対称性、日常生活への影響、週に一回以上の頻度、二十五歳より前の発症、家族歴、眠っている間に止まるかどうかで、このうち二つ以上を満たせばよいと記されています。反対に成人になってから始まった場合や全身が湿る場合は、基礎の原因を先に調べる側へ方向が移ります。
Q. 手のひらの汗はふつう何歳ごろから始まるのでしょうか
A. 報告されている数字があります。原発性多汗症の患者をまとめた報告では、平均の発症年齢は十四点七歳で、手のひらと足の裏が各部位の中で最も早くおよそ十一歳半でした。脇の下と顔はやや遅く平均十七歳から十八歳のあいだで、家族歴は三十五パーセントで確認されていました。
Q. 全身の汗が増えたときはまず何を確かめるのでしょうか
A. 基礎の原因の側を先に見ます。夜間の発汗の評価をまとめた米国家庭医学会の資料には、体重の減少、客観的に確認された発熱、リンパ節の腫れがあれば、感染症や悪性疾患の高リスクとして選び出すと記されています。初期の検査として挙げられているのは血液検査、結核の検査、甲状腺刺激ホルモン、C反応性タンパク、胸部X線です。部位が決まって眠っている間に止まる側とは、確認の順番が違います。
Q. 相談の前に重症度はどう書き留めるとよいのでしょうか
A. 量より妨げられた場面を書くほうが役に立ちます。報告では日常への影響を基準にした重症度で三段階または四段階にあたる患者が三分の二近くを占めたので、判断の軸は生活の側に置かれます。書類が湿って書き直した回数、握手を避けた場面、手がすべった場面を週に一度書けば十分です。二週間から一か月ほどの記録があれば、相談でそのまま使えます。
医療情報に関するご案内
この記事は一般的な医療情報を提供するものであり、個別の診断や診療に代わるものではありません。 編集方針を見る

キム・ジャンジュ 首席院長
JANGJU KIM
キム・ジャンジュ医師は、明洞ロッテホテルのストーンクリニックの院長です。
経歴・学歴
- 현) 스톤클리닉 명동 롯데호텔 원장
- 경희대학교 의과대학 졸업
コメント