要点
- 毛穴の目立ちが皮脂とゆるみの二つに分かれる理由
- 製品を使わず時間差だけでできるセルフチェックの手順
- 角質ケアを増やすほど戻りが早く感じられる理由
- 毛穴の施術で目安を週ではなく月で考える理由
朝、洗顔したあとの頬はなめらかに見えます。ところが昼を過ぎたころ、同じ場所がざらついて見える日があります。明るい洗面所の照明や、前髪を上げて撮った写真では特に気になります。
そのあとの流れは大体決まっています。もう一度洗う、角質ケアを一つ増やす、毛穴を引き締めるという製品を足す。数日は落ち着いても、また元に戻ります。それを何度か繰り返すうちに、そもそも向きが合っているのかが分からなくなってきます。
毛穴が目立って見える状態は、大きく二つに分かれます。一つは皮脂が多く出て、内側から入り口が押し広げられている場合です。もう一つは毛穴のまわりの皮膚がゆるみ、外側から引っ張られて広がって見える場合です。確かめ方も次に進む順番も違うので、いまどちらが大きいかを先に分けておくほうが話は簡単になります。
本記事はBeautyStoneクリニックの施術情報をまとめたもので、診断ではありません。効果や経過には個人差がありますので、診察のうえで医師とご相談ください。
毛穴が急に目立って見えるのはどこから始まるのでしょうか
毛穴が急に目立って見えるのはどこから始まるのでしょうか
多くの方は穴そのものが大きくなったと考えます。実際に見えているのは入り口がどれだけ押し広げられているかで、その広げる力は一つではありません。
ニュージーランドの皮膚科の資料は、背景にある要因を並べて挙げています。皮脂の分泌が増えること、毛包そのものが大きいこと、毛穴をふさぐ化粧品を使うこと、年齢とともに弾力が失われること、そして紫外線によるダメージです。同じ資料では、炎症を伴うにきびが皮脂腺と毛包の入り口を弱くし、そのあと毛穴が広く見えるようになることもあると説明されています。
もう一つ、時間差を説明する部分があります。入り口がふさがっていると、中にたまったものによって穴が実際より大きく暗く見えます。同じ顔でも朝八時と午後四時で印象が変わるのはそのためです。洗顔で空になった入り口が、午後には再び満たされているからです。
面皰: 皮脂と角質が毛穴の入り口にたまって詰まった状態で、開いていると黒く見え、ふさがっていると小さな硬い粒のように触れます
毛穴が急に目立って見えるのはどこから始まるのでしょうか
皮脂が主なときとゆるみが主なときはどこで分かれるのでしょうか
皮脂が主なときとゆるみが主なときはどこで分かれるのでしょうか
自宅でのセルフチェックは製品ではなく時間差を使います。朝の洗顔直後に明るい場所で頬の内側を正面から一枚、午後三時から四時ごろに同じ場所を同じ照明で一枚撮り、見比べてください。午後の写真だけ目立つようであれば、皮脂のほうが大きい可能性が高くなります。
二つ目は逆の方向です。頬の皮膚を指で外側にそっと引いてみてください。このとき毛穴がはっきり薄くなるようなら、まわりの皮膚のゆるみが占める割合が大きいと考えられます。どちらも診断ではありませんが、二つを合わせると下の表のどちらに近いかは見当がつきます。
| 確認する項目 | 皮脂が主 | ゆるみが主 |
|---|---|---|
| 朝と午後の差 | 午後にはっきり目立つ | 一日の中で差が小さい |
| 皮膚を外側に引いたとき | 大きな変化はない | 毛穴がはっきり薄くなる |
| 目立ちやすい場所 | 鼻と頬の内側に集まる | 頬の外側まで広がる |
| 毛穴の形 | 丸い点のように見える | 下に伸びた楕円に見える |
| 一緒に見られる変化 | 化粧が崩れてつやが出る | 細かい線も増える |
アジア人の毛穴を扱った臨床研究は、この二つを並べて挙げています。皮脂の分泌が多いこと、毛穴のまわりの弾力が低下していること、毛包の体積が大きくなっていることの三つです。同じ研究では、長期にわたる紫外線の影響、年齢、体質的な要素も関わるとされています。
そのため、どちらか一方にきれいに当てはまる方より、両方を少しずつ持つ方のほうがずっと多くなります。数週間おきに同じ時間、同じ照明で写真を残しておくと、記憶に頼るより比べやすくなります。
なぜBeautyStoneクリニックでは毛穴の相談を二つに分けるのでしょうか
なぜBeautyStoneクリニックでは毛穴の相談を二つに分けるのでしょうか
診察室で最初に整理するのは、どの施術を選ぶかではありません。いま見た目を動かしているのが皮脂なのかゆるみなのか、という区別です。ここが分かれていないと、同じ説明を聞いても思い描く結果が変わってしまいます。ですから質問は、一日のうちいつ最も気になるか、どこから気づいたか、というところから始まります。
これまでのお手入れの経過にも時間をかけます。毛穴が気になって洗顔の回数と角質ケアを同時に増やし、刺激まで重なった状態で来られる方は少なくありません。米国皮膚科学会は脂性肌のケアについて、洗顔は一日二回までと汗をかいたあとにとどめ、こすらないことを勧め、こする刺激は肌を荒れて見せると述べています。
同じ資料では、脂性肌でも洗顔後の保湿を省かないこと、毛穴をふさがないと表示された製品を選ぶことが案内されています。日焼け止めも同じ位置に入ります。ここまでに挙げた資料が、いずれも紫外線によるダメージを毛穴の見え方の背景として挙げているからです。
そのうえで、今日見えている状態に合わせて次の一歩を決めます。誰も事前に確かめられない結果をお約束するより、いまどちらが大きいかを分けて順番を組むほうが、結果的に時間の無駄が少なくなります。
なぜBeautyStoneクリニックでは毛穴の相談を二つに分けるのでしょうか
実際の流れとリスクはどのように考えればよいでしょうか
実際の流れとリスクはどのように考えればよいでしょうか
一つ目は二つの割合を分ける段階です。洗顔直後の写真、午後の写真、皮膚を引いたときの変化を並べて見ます。ここを飛ばすと、そのあとの選択がずっと一歩遅れたまま進みます。
二つ目は毎日積み重なる部分です。洗顔の回数を一日二回までに戻し、こする習慣をやめ、毛穴をふさがないと表示された製品に替えます。日焼け止めはゆるみの側で最初に手をつける価値のある場所です。ここが整っていないと、どの施術を受けても戻りが大きくなります。
三つ目で施術の選択肢が入ります。先ほどの皮膚科の資料は、ケミカルピーリング、ナイアシンアミド、レチノイド、レーザーと高周波のマイクロニードルを挙げる一方で、毛穴を予防し小さくすることを目的とした方法はあまり効果的ではないと明記しています。費用をかける前に一度読んでおく価値のある一文です。
施術に伴うリスクも先にお伝えします。直後は一時的な赤みや腫れ、ひりつきが出ることがあります。まれに色素沈着や、にきびのような発疹が出ることもあります。妊娠中の方、施術部位に炎症がある方などは適さない場合がありますので、事前にお知らせください。
四つ目は時間を置いて確かめる段階です。先ほどのアジア人を対象とした研究では、四週間おきに三回行ったあと、六か月の時点で毛穴の大きさが平均でおよそ三十パーセント小さくなり、一か月の経過観察から六か月まで改善が続いたと報告されています。参加者の七十六パーセントが六か月時点で中等度以上の改善を感じたという記録もあります。反応には個人差がありますので、目安としてお考えください。
まとめ
まとめ
今日、洗顔したあとに頬の内側を一枚撮り、午後三時から四時ごろに同じ照明で同じ場所をもう一枚撮ってみてください。午後の写真だけ毛穴が目立つなら皮脂が主で、二枚が似ているならゆるみのほうが大きな割合を占めていると考えられます。
毛穴が気になって何かを足したくなったとき、正直な最初の一歩は製品を増やすことではありません。いまどちらが大きいかを分けておくことです。時間を変えて撮った二枚の写真は、診察の場では記憶に頼った説明よりずっと役に立ちます。
読んで気になることがあれば
相談を書く参考文献
- 皮脂の分泌が増えること、毛包そのものが大きいこと、毛穴をふさぐ化粧品を使うこと、年齢とともに弾力が失われること、そして紫外線によるダメージ — DermNet NZ
- 皮脂の分泌が多いこと、毛穴のまわりの弾力が低下していること、毛包の体積が大きくなっていること — PubMed Central
- 洗顔は一日二回までと汗をかいたあとにとどめ、こすらないこと — American Academy of Dermatology
よくあるご質問
Q. 毛穴が目立つ原因が皮脂かゆるみかを自宅で見分けられますか。
A. 時間差と指の二つで方向は分かります。洗顔直後の写真と午後三時から四時ごろに同じ照明で撮った写真を並べ、午後だけ目立つなら皮脂に近いと考えられます。指で皮膚を外側に引いて毛穴がはっきり薄くなるなら、ゆるみに近いと言えます。ただし両方が重なっている方が多く、どちらも診断ではありませんので、判断が必要な時期には直接見るほうが正確です。
Q. 角質ケアをしても数日で毛穴が戻るのはなぜでしょうか。
A. 入り口にたまったものを取り除くとその瞬間は穴が小さく見えますが、皮脂が出る量そのものが変わらなければ再び満たされるためです。米国皮膚科学会は脂性肌のケアについて、洗顔は一日二回までと汗をかいたあとにとどめ、こすらないことを勧め、こする刺激は肌を荒れて見せると述べています。この案内は同じ繰り返しに向けられたものです。
Q. 脂性肌でも保湿は必要でしょうか。
A. 米国皮膚科学会は、脂性肌であっても洗顔後の保湿を省かないよう案内しています。同じ資料では、油分を含まず毛穴をふさがないと表示された製品を選ぶこと、日焼け止めも同じ基準で選ぶことが勧められています。サリチル酸やグリコール酸、乳酸といった成分は皮脂を抑えるのに役立つ一方で、敏感な肌には刺激になることがあるとも記されています。
Q. 毛穴の施術ではどの程度まで期待できるのでしょうか。
A. 皮膚科の資料は、毛穴を予防し小さくすることを目的とした方法はあまり効果的ではないと明記しています。アジア人を対象とした臨床研究では、四週間おきに三回行ったあと六か月の時点で平均およそ三十パーセント小さくなり、改善がその時点まで続いたと報告されていますが、反応には個人差がありますので同じ結果になるとは限りません。目安の時期を週ではなく月で考えるほうが実際に近くなります。
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この記事は一般的な医療情報を提供するものであり、個別の診断や診療に代わるものではありません。 編集方針を見る

キム・ジャンジュ 首席院長
JANGJU KIM
キム・ジャンジュ医師は、明洞ロッテホテルのストーンクリニックの院長です。
経歴・学歴
- 현) 스톤클리닉 명동 롯데호텔 원장
- 경희대학교 의과대학 졸업
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