白くなった肉割れは今から治療しても間に合うのでしょうか?

白くなった肉割れは今から治療しても間に合うのでしょうか?

キム・ジャンジュ約8分編集方針

要点

  • 赤い肉割れと白い肉割れが別の段階である理由がわかります
  • 段階によって皮膚の反応がどう変わるのかがわかります
  • ケアと施術をどの順番で進めればよいのかがわかります
  • カウンセリングで先に確認しておきたい項目がわかります

腰やお腹、太ももに赤い線が浮かんできたとき、多くの方はまず自然に消えるのかどうかを気にされます。数か月が過ぎて線が白っぽく変わると、今度は今からでも間に合うのかという不安に変わります。

先に結論をお伝えしますと、赤い肉割れと白い肉割れは別々の症状ではありません。同じ変化の二つの段階であり、それぞれ皮膚の状態が異なりますので、同じ方法でも反応の幅が変わってきます。

本記事では、二つの段階の違いを整理したうえで、段階を見極めたあとにケアと施術をどのような順番で組み立てればよいのかをご説明します。

本記事は BeautyStone クリニックの施術情報をまとめたものです。効果には個人差がありますので、施術を受けるかどうかは皮膚科専門医と相談のうえでお決めいただくことをおすすめします。

肉割れはどうしてできるのでしょうか?

肉割れはどうしてできるのでしょうか?肉割れはどうしてできるのでしょうか?

肉割れはお手入れを怠ったせいでできるものではありません。皮膚が引き伸ばされる速さに、それを支える構造が追いつかなくなったときにあらわれます。米国皮膚科学会の資料では、皮膚が急に伸びたり縮んだりすると、皮膚を支えるコラーゲンと弾性線維が断裂することで線ができると説明されています。

弾性線維:皮膚が伸びたあとに元へ戻るための、網目状の構造のことです

できやすい部位もある程度決まっています。お腹、太ももの内側と外側、お尻、腰まわり、二の腕、胸まわりのように皮下脂肪が多く動きの大きい場所に出やすい傾向があります。思春期の急な身長の伸び、妊娠後期のお腹の張り、短期間の体重の増減、筋力トレーニングによる筋肉量の急増などがきっかけになります。

思っているよりも身近な変化でもあります。ニュージーランドの皮膚科情報サイトのまとめでは、思春期の女子のおよそ70%、男子のおよそ40%に肉割れがあらわれるとされています。成人まで広げた総説では、全体の発生率をおよそ56%としています。

ですので、あるかないかよりも、今どの段階にあるのかを確かめるほうが次の判断につながります。

肉割れはどうしてできるのでしょうか?肉割れはどうしてできるのでしょうか?

赤い肉割れと白い肉割れの違いはどこにあるのでしょうか?

赤い肉割れと白い肉割れの違いはどこにあるのでしょうか?赤い肉割れと白い肉割れの違いはどこにあるのでしょうか?

赤い肉割れは炎症反応が残っている初期の段階です。白い肉割れは、その部分が線維組織へと落ち着いたあとの状態になります。見た目は色の違いだけに見えますが、皮膚の内側の構造そのものが変わっていますので、同じ方法でも結果に差が出ます。

項目赤い肉割れ白い肉割れ
時期できてまもない時期数か月から数年が経過した時期
見た目赤や紫がかり、わずかに盛り上がります白や肌色に近く、わずかにへこみます
皮膚の内側炎症が続き、線維の断裂も進みます線維組織として安定しています
反応の傾向外用も施術も反応の幅が広めです反応が遅く、回数が必要になります

赤い段階は数か月から一年ほど続き、そのあと少しずつ色が抜けていきます。この色が抜ける過程は皮膚が自分で修復している結果ですが、線そのものが消えたわけではありません。色の変化と構造の回復は別のものですので、へこみや質感の差は残ることが多いです。

米国皮膚科学会の資料では、できたばかりの線は肌の色によって赤、紫、ピンク、赤褐色などに見え、時間とともに色が薄れて皮膚の下へ沈んでいくと案内されています。そして線が成熟したあとは、治療で得られる変化が限られると付け加えられています。

研究の方向も同じです。米国国立衛生研究院の資料庫に収められた肉割れ治療に関する総説では、レチノイド外用薬は初期の赤い線には比較的よく反応する一方で、白い線に対しては効果が弱いとされています。

BeautyStone クリニックが色の段階から確認する理由は?

BeautyStone クリニックが色の段階から確認する理由は?BeautyStone クリニックが色の段階から確認する理由は?

BeautyStone クリニックでは、機器を選ぶことよりも先に、それぞれの部位がどの段階にあるのかを確認します。同じ部位に赤い線と白い線が混ざっていることも多く、段階を分けて見ることではじめて期待値を現実的な範囲に置くことができます。

BeautyStone クリニックが色の段階から確認する理由は?BeautyStone クリニックが色の段階から確認する理由は?

同じ方でも、部位によって進み方が違います。お腹はすでに白くなっているのに、太ももの外側にはまだ赤みが残っているという状態は珍しくありません。全体をひとまとめに判断してしまうと、期待値が高すぎたり低すぎたりしやすくなります。

カウンセリングでは、線ができた時期、妊娠や急な身長の伸び、体重の変化といった皮膚が伸びた背景、そしてステロイド製剤を長く使った経験があるかどうかもうかがいます。ニュージーランドの皮膚科情報サイトでも、内服や外用のステロイド、たんぱく同化ステロイドの長期使用が肉割れと関係することがあると案内されています。

ケアの順番と知っておきたいリスクは?

ケアの順番と知っておきたいリスクは?ケアの順番と知っておきたいリスクは?

はじめに、段階を分けて記録します。どの部位が赤くてどの部位が白いのかを写真に残します。同じ位置、同じ距離、同じ自然光という条件をそろえて撮ると、数か月後に見比べたときに本当の変化と角度の差を見分けられます。

次に、伸びの原因を整えます。米国国立医学図書館の資料では、皮膚を引き伸ばしていた要因がなくなると線が薄くなることが多いと説明されています。体重の変化をゆるやかにすることが、多くの計画の出発点になります。

三つ目は外用ケアを続けることです。ニュージーランドの皮膚科情報サイトは、多くの外用製品について効果が十分に証明されていないとはっきり述べています。主役として期待するよりも、日々の土台として続けるほうが現実的です。

四つ目に施術を検討します。先ほどの総説では、1565nmの非アブレイティブ・フラクショナルレーザーが赤い線と白い線の両方で反応を示し、フラクショナルレーザーと多血小板血漿を組み合わせた場合には多くの方で50〜75%ほどの改善が報告されたとまとめられています。

施術にはリスクと副作用もあります。施術後の赤み、腫れ、かさぶた、色素沈着、まれに水疱などが起こることがありますし、ダウンタイムの長さや必要な回数も部位と段階によって変わります。妊娠中や授乳中、日焼け直後、単純ヘルペスの既往がある場合など、時期を選んだほうがよい状況もありますので、必ず事前にお伝えください。どの段階であっても肉割れが完全に消えることは難しく、線が細くなる、色が周囲に近づく、へこみがやわらぐという範囲を目標にしていただくほうが続けやすくなります。

まとめ

まとめまとめ

肉割れは色が変わっていく過程で判断が揺れやすいものですので、次の三つを覚えておいていただければ十分です。

一つ目は、赤い線と白い線は同じ変化の別の段階ですので、期待値を分けて設定していただきたいということです。二つ目は、赤い段階のほうが反応の幅が広い時期ですので、そのまま流してしまわないほうがよいということです。三つ目は、白い線も取り組む価値はありますが、回数と期間を長めに見込んだうえで、方法は皮膚科専門医と一緒に決めていただきたいということです。

今どの段階なのか判断がつかない場合は、自然光の下で色を見て、指で軽く皮膚を伸ばして線の境界がはっきりするかを確かめてみてください。その観察を持ってカウンセリングにお越しいただくと、より実情に合った提案がしやすくなります。

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参考文献

  1. 皮膚が急に伸びたり縮んだりすると、皮膚を支えるコラーゲンと弾性線維が断裂する — American Academy of Dermatology
  2. 思春期の女子のおよそ70%、男子のおよそ40%に肉割れがあらわれる — DermNet NZ
  3. 肉割れ治療に関する総説 — PubMed Central
  4. 皮膚を引き伸ばしていた要因がなくなると線が薄くなることが多い

よくあるご質問

Q. 赤い肉割れは放っておいても消えるのでしょうか?

A. 色が薄れるにつれて目立ちにくくなることが多いです。ニュージーランドの皮膚科情報サイトでも、思春期にできた線は時間とともに目立たなくなり、多くの場合は特別な治療を必要としないと案内されています。ただ、線の幅が広い場合や部位が気になる場合は、赤いうちに一度ご相談いただくほうがよいです。強くかいたりスクラブでこすったりすると炎症が長引くことがありますので、避けていただくと安心です。

Q. 白くなったらもう手遅れなのでしょうか?

A. 反応は遅くなりますが、選択肢がなくなるわけではありません。米国国立衛生研究院の資料庫にある総説では、1565nmの非アブレイティブ・フラクショナルレーザーが白い線にも効果を示したと報告されています。半年から一年ほどの期間で計画を立て、途中の写真記録を残していただくほうが、感覚だけで判断するより確かです。

Q. 塗り薬だけを続けても大丈夫でしょうか?

A. 日々の土台としては意味がありますが、それだけで大きな変化を期待するのは難しいです。米国皮膚科学会の資料でも、クリームやローション、ジェルよりクリニックでの施術のほうが効果的だったと案内されています。外用は続けていただき、変化が止まったと感じたらカウンセリングで次の段階をご相談ください。

Q. 妊娠中でもケアを始められるのでしょうか?

A. まず妊娠していることをお伝えください。時期によって使える方法が変わるためです。成分によっては妊娠中に避けるものがありますし、施術の時期を出産後にずらすことも多いです。授乳中も同じようにお知らせください。今できる保湿と、体重の変化をゆるやかに保つことから始めていただくのが安心です。

キム・ジャンジュ

キム・ジャンジュ 首席院長

JANGJU KIM

キム・ジャンジュ医師は、明洞ロッテホテルのストーンクリニックの院長です。

経歴・学歴

  • 현) 스톤클리닉 명동 롯데호텔 원장
  • 경희대학교 의과대학 졸업
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