要点
- ピコトーニングの効果は3~6回後に写真で比べます。1回目の後に見えるのは、1日以内に引く軽い赤みです。
- 肝斑: 2週間おきに5回、または平均3.77回の後に肝斑のスコアが下がりました。
- くすみ: 6回の後にメラニンの数値は下がりましたが、赤みの数値は大きく変わりませんでした。
- すぐ連絡: 白く抜けた点が出た時や、肝斑が前より濃くなった時は次の照射前にお伝えください。
ピコトーニングの効果は、1回目ではなく3~6回受けた後に写真で比べて判断します。1回目の直後に見えるのは軽い赤みで、ある研究では24時間以内に引いていました。肝斑は日焼け止めと塗り薬を続けても、通常3~12か月かけて結果を見ていく悩みです。
ピコトーニング1回目の直後に起こる変化
ピコトーニング1回目の直後に起こる変化
1回目の後、鏡でまず目に入るのは照射部位の薄い赤みです。730nmのピコレーザーで肝斑を治療した25人の記録では、この赤みは24時間以内に引き、かさぶたや水ぶくれが出た人はいませんでした。翌日から普段どおり過ごせる程度の反応です。
ピコレーザーはごく短い光で、肌の中の色素の粒を細かく砕きます。砕けた色素は数週間かけて体が少しずつ片づけるため、翌日に色が急に薄くなるわけではありません。
ピコ:1兆分の1秒のことです。それだけ短い光で、熱よりも衝撃で色素を砕きます。
1回目の後は効果よりも、赤みが1日を超えなかったか、ほてりが残っていないか、白く抜けた点がないかを確認します。その反応を見て、次回の強さと間隔を決めます。
ピコトーニング1回目の直後に起こる変化
くすみ・シミ・肝斑で変化が出る時期の違い
くすみ・シミ・肝斑で変化が出る時期の違い
同じピコトーニングでも、くすみ、輪郭のはっきりしたシミ、肝斑では変化を確かめる時期が異なります。肌の浅い所にある色素と深くまで広がった色素では、砕けて片づくまでの速さが違うためです。
| 悩み | 研究での回数 | 結果を見た時期 | 最初の数週間に期待できること |
|---|---|---|---|
| くすみ・まだらな色むら | 2週間おきに6回(47人) | 最終照射の12週後 | メラニンの数値は下がり、赤みの数値はほぼ同じ |
| 肝斑 | 2週間おきに5回(20人) | 来院ごとに比較 | 数回重ねてからスコアが下がる |
| そばかす・日光黒子 | 1か月おき、1つずつ狙う | 1・3・6か月 | かさぶたができてはがれる |
| 顔の赤み | トーニングの主な対象ではない | 該当なし | 赤みの数値は大きく変わらない |
くすみについては、韓国人47人が2週間おきに6回受け、12週後に評価しました。色素のスコアとメラニンの数値が下がり、32人(68.1%)が良い以上の改善と答えています。一方で赤みの数値は大きく変わらなかったため、早い時期に明るくなったと感じても、赤ら顔まで一緒に治まるとは考えないほうが安心です。
輪郭のはっきりしたそばかすやシミは、顔全体に弱く当てるトーニングとは別に、1つずつ狙うレーザーで治療することもあります。この場合は1か月おきに受け、小さなかさぶたができてはがれるため、回復の様子がトーニングとは異なります。
3~5回で肝斑に効果なしと感じる時の見直し方
3~5回で肝斑に効果なしと感じる時の見直し方
肝斑は変化を確かめるまでに時間がかかる悩みです。韓国人の肝斑患者20人が顔の片側にピコトーニング、反対側に従来のレーザートーニングを2週間おきに5回受けたところ、両側とも肝斑のスコアが下がりました。ただし機械で測ったメラニンの数値は両側ともはっきり下がらず、ピコのほうが優れるという結果もありませんでした。
3~5回で肝斑に効果なしと感じる時の見直し方
平均3.77回受けた25人では、約8週後に肝斑のスコアが平均33.7%下がりましたが、3人は変化がありませんでした。3~5回、あるいは10回受けても効果なしと感じる時は、回数を増やす前に毎日日焼け止めを塗っているか、塗り薬を併用しているかを見直しましょう。塗り薬と日焼け止めを続けている方にレーザーを加えると結果が良くなったという報告がいくつかあります*。
米国皮膚科学会の肝斑治療の案内に基づきます
すぐクリニックに連絡したい症状
すぐクリニックに連絡したい症状
照射直後の軽い赤みとほてりは、通常24時間以内に治まります。早い回のうちに肝斑の色がほとんど変わらないこと自体は、心配しすぎなくて大丈夫です。
次のような変化がある時は、次の照射の前にお伝えください。
- 肝斑の部分やその周りに、白く抜けた点が新しく出た
- 肝斑が照射前より濃くなった、広がった
- 水ぶくれやかさぶたができた
白く抜ける色素の減少はまれです。796人・3,096回の照射を振り返った記録では3人(0.38%)に起こり、6か月たっても色は戻りませんでした。弱い出力で十分な間隔をあけても起きています。長引く場合は速やかに医師へご相談ください。
ソウル滞在中の予定と帰国後の相談
ソウル滞在中の予定と帰国後の相談
静脈麻酔を使った日を除けば、ピコトーニングのために飛行機を遅らせる必要はありません。赤みは通常1日以内に引くため、照射直後に写真撮影の予定がある場合はその1日をあけておくと安心です。ピコトーニングは回数を重ねる治療で、1回の来院で完成するものではなく、肌は少しずつ変わっていきます。帰国後に気になることがあれば、写真を添えてLINEでご相談いただけます。水ぶくれや痛みを伴って広がる赤みがある場合は、まず現地の医療機関を受診してください。
まとめ:次の照射までに写真で比べること
1回目の前、3回目、6回目に、同じ明るさと角度で正面と左右の写真を撮っておきましょう。毎日の鏡より、3枚を並べたほうが変化も白い点も見つけやすくなります。当治療は自由診療(保険適用外)で、費用は回数などにより異なります。ソウル・明洞のロッテホテルソウル内、乙支路入口駅の近くにある STON Clinic にLINEでお問い合わせの際は、これまでの回数と間隔、各回の写真を添えてください。
読んで気になることがあれば
相談を書く参考文献
- 肝斑の治療に3~12か月かかる理由と日焼け止め — 米国皮膚科学会 — American Academy of Dermatology
- 肝斑の反応が遅く夏に戻りやすい理由 — DermNet — DermNet NZ
- 韓国人の肝斑20人、ピコトーニングと従来トーニングの左右比較 — J Dermatolog Treat, 2022 — PubMed Central
- 韓国人47人、くすみ・色むらへのピコレーザー6回 — Lasers Med Sci, 2020 — PubMed Central
- 730nmピコレーザーで肝斑を治療した25人の記録 — Dermatol Surg, 2025 — PubMed Central
- そばかす・日光黒子への3種類のレーザー比較 — Lasers Med Sci, 2025 — PubMed Central
- ピコレーザーの肝斑治療後2年間の再発 — Lasers Surg Med, 2024 — PubMed Central
- ピコレーザーの肝斑治療後に白く抜けた症例 — Lasers Surg Med, 2025 — PubMed Central
- 肝斑のレーザー治療研究をまとめた分析 — Cureus, 2026 — PubMed Central
よくあるご質問
Q. ピコトーニングは1回でも効果がありますか?
A. ピコトーニング1回で肝斑が薄くなったと確かめた研究は見当たりません。肝斑のスコアが下がった研究は、3~6回受けた後に写真とスコアを比べています。1回目の後は、赤みが1日以内に引いたか、白い点や濃くなった所がないかを先に確認しましょう。
Q. ピコトーニングの間隔は何週間あければよいですか?
A. 研究での間隔は1~2週間から4週間以上までさまざまでした。平均7.7週間おきに受けた25人でも、3~5回の後に肝斑のスコアが下がっています。ただし4~12週間あけても白く抜ける点がまれに出たため、間隔だけで安全とは言えません。
Q. ピコトーニングと従来のレーザートーニングに効果の差はありますか?
A. 韓国人20人の顔の左右で比べた研究では、肝斑のスコアに差はありませんでした。多くの研究をまとめた2026年の分析でも、ピコレーザーが比較対象よりはっきり優れるという結果は出ていません。どちらも日焼け止めを続けることが前提です。
Q. ピコトーニングで薄くなった肝斑は再発しますか?
A. 再発する可能性があります。17人を2年間追った研究では、10人(58.8%)が肝斑の再発や悪化を報告しました。薄くなった後も夏の日差しで戻ることがあるため、治療が終わっても日焼け止めを続けることが大切です。
Q. ピコトーニング中の日焼け止めはどう選べばよいですか?
A. SPF30以上で、UVAとUVBの両方を防ぐ日焼け止めを日中まんべんなく塗ってください。屋外ではつばの広い帽子や日陰も役立ちます。白浮きが気になる場合は、色付きの日焼け止めも選択肢になります。
Q. ピコトーニングの翌日にメイクをしてもよいですか?
A. 25人の記録では、照射後の赤みは24時間以内に引き、かさぶたや水ぶくれはありませんでした。赤みが残っている間はこすらず、やさしくのせる程度にしてください。ほてりが1日を超える時や水ぶくれが見えた時は、メイクより先にご連絡ください。
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この記事は一般的な医療情報を提供するものであり、個別の診断や診療に代わるものではありません。 編集方針を見る

キム・ジャンジュ 首席院長
JANGJU KIM
キム・ジャンジュ医師は、明洞ロッテホテルのストーンクリニックの院長です。
経歴・学歴
- 현) 스톤클리닉 명동 롯데호텔 원장
- 경희대학교 의과대학 졸업
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