要点
- レーザー脱毛は毛を長く減らす治療で、コース終了後は数か月から数年ほとんど毛が目立たない人が多いです。
- 判断の時期: 最後の照射から毛の周期ひとまわり(顔は約6か月、足は約1年)を過ぎると、本当に残る毛が見えてきます。
- 再び生える毛は、以前より少なく、細く、色が薄い傾向があります。
- メンテナンス: 顔はコース終了後も年に2~4回の照射が必要になることがあります。
レーザー脱毛の効果は、コースを終えてから数か月から数年続くのが一般的です。ただし、毛が一本も生えなくなるわけではなく、毛の量が長く減った状態が続くという意味です。また生えてくる毛は少なく、細く、色も薄くなる傾向があります。毛の周期が短い顔は、終了後も年に2~4回のメンテナンス照射が必要になることがあります。
「毛がなくなる」のか「毛が減る」のか
「毛がなくなる」のか「毛が減る」のか
正確には「長期的な減毛」です。最後の照射から毛の周期をひとまわり過ぎても、生え直す毛の数が少ないまま安定していれば、長期的な減毛と呼びます*。
米国FDAによる長期的な減毛の定義です。
毛の周期は部位によって4~12か月ほどです。そのため、最後の照射を終えた直後のつるつるの肌は、まだ最終的な結果ではありません。照射の日に休んでいた毛が生えてくる時期を過ぎて、はじめて本当に残った毛が見えてきます。
毛が長く減るのは、熱を受けた毛包が小さくなるためです。太ももや背中にルビーレーザーを1回照射した13人を2年間追うと、4人は2年後も毛がはっきり減っていました。この4人は6か月、1年、2年の間で毛の数に意味のある変化がなく、太い毛を作っていた毛包が産毛ほどの大きさになっていました。1回照射の小さな観察なので、何回も受ける今の脱毛と同じとは考えません。
「毛がなくなる」のか「毛が減る」のか
部位ごとに違う、効果の続く期間
部位ごとに違う、効果の続く期間
部位によって大きく違います。毛の周期が長い部位ほど、減った状態が長く続く傾向がありました。毛の周期ひとまわり以上を追った5つのランダム化試験(223人)をまとめた2022年の分析では、長期的な減毛は足で大きく、顔で小さい結果でした。
レーザーの種類ごとの長期的な減毛率は、ヤグレーザーで30~73.61%、アレキサンドライトレーザーで35~84.25%、ダイオードレーザーで32.5~69.2%と幅があります。同じレーザーでも、部位や毛の状態で残る毛はかなり変わり、効果には個人差があります。
部位ごとに違う、効果の続く期間
部位ごとの判断の目安は次のとおりです。
| 部位 | 毛の周期 | 最後の照射後の判断時期 | 長期的な傾向 |
|---|---|---|---|
| 顔 | 約6か月 | 約6か月後から | 3種のレーザーとも小さめ |
| ワキ | 約7か月 | 約7か月後から | IPLはこの部位で大きめ |
| 足 | 約1年 | 約1年後から | 3種のレーザーとも大きめ |
この時期より前に数本生えてきても、結果を決めつけないでください。その毛が次の周期にも残るかどうかまで見ることが大切です。
終了後にまた生えてくる毛の正体
終了後にまた生えてくる毛の正体
再び生える毛は、以前より少なく、細く、色も薄くなる傾向があります*。目立ちにくい毛なので、それ以上の処理をせずに過ごす人も多いです。
米国皮膚科学会の案内に基づきます。
レーザー脱毛のあと2年以上ムダ毛の処理をしていない100人は、全員が残った毛は細すぎて気にならないと答えています。毛が一本もないのではなく、残った毛が減って細くなり、気にならない状態でした。
ホルモンも結果に関わります。多嚢胞性卵巣症候群、甲状腺の異常、副腎過形成、高プロラクチン血症は、照射後の毛の生え直しに影響することがあります。終了からしばらくして太い毛が広く戻ってきた場合は、脱毛の計画だけでなくホルモンの状態も一緒に確かめましょう。
男性で太い毛がまた生えてきたという場合は、これまでの脱毛の経験と毛の太さをまず確認します。ジェントルマックスプロプラスの755nmと1064nmは、届く深さが違い、狙う毛の性質も違います。以前の脱毛で毛が減りにくかった方や、毛がとても太い方は、毛根も深いと考えて1064nmを組み合わせます。波長を組み合わせても結果が決まるわけではないので、生え直した毛の量を毎回確認します。
顔の産毛のような細い毛にも効くか
顔の産毛のような細い毛にも効くか
細く薄い毛は、レーザーで減らしにくいです。レーザーは毛根の濃い色素を狙うため、色素の少ない細い毛には反応しにくくなります。レーザー脱毛は、明るい肌に濃い毛があるときによく効きます。
コース終了後に残ったのが、ほとんど細く淡い産毛であれば、照射を重ねても変化は小さくなります。反対に、濃く太い毛が一部にまとまって生えてきたなら、レーザーがまだ狙える毛なので、メンテナンス照射を相談する価値があります。
- 濃く太い毛が一部に戻った場合は、メンテナンス照射の相談をおすすめします。
- 細く淡い産毛がまばらな場合は、レーザーが狙える色素が少ないです。
- 時間がたって太い毛が広く戻った場合は、ホルモンも確かめましょう。
メンテナンス照射を受けるタイミング
メンテナンス照射を受けるタイミング
メンテナンス照射は、決まった日程ではなく、生え直した毛を見て決めます。顔はコース終了後も、年に2~4回の照射が必要になることがあります。体の部位には確かな回数の目安がないため、濃い毛がどれくらい戻ったかで時期を決めます。
照射後の反応は、これまでの回と同じです。不快感、腫れ、赤みはよく見られ、たいてい1~3日で治まります。水ぶくれ、じゅくじゅくや膿、唇のヘルペス、肌の色が白くなる・黒くなるといった変化があれば、照射を受けたクリニックにすぐ連絡してください。
照射した肌には直射日光を当てないようにし、日焼けマシンや太陽灯はお控えください。
ソウル滞在中の予定と帰国後の相談
静脈麻酔を使った日を除けば、レーザー脱毛のために飛行機を遅らせる必要はありません。レーザー脱毛は何回かに分けて受けるもので、1回の来院で終わるわけではなく、毛は少しずつ減っていきます。毛の周期をひとまわり過ぎて生え直した毛を確かめてから、次にソウルへ来る予定にメンテナンス照射を組み込むこともできます。帰国後に気になることがあれば、写真を添えてLINEでご相談いただけます。水ぶくれや広がる赤み、強くなる痛みがある場合は、まず現地の医療機関を受診してください。
まとめ:最後の照射後に記録しておきたいこと
当治療は自由診療(保険適用外)で、費用は部位などにより異なります。最後の照射日と部位を書き留めておき、毛の周期をひとまわり過ぎたら同じ明るさと角度で写真を撮っておきましょう。その写真で、生え直した毛が細く淡いのか、濃く太いのかが分かり、メンテナンス照射を受けるかどうかの目安になります。カウンセリングでは「自分の生え直した毛は、レーザーが狙えるくらい濃いですか」と最初に聞いておくと、次の計画を立てやすくなります。ソウル・明洞のロッテホテルソウル内、乙支路入口駅の近くにある STON Clinic にLINEでお問い合わせの際は、照射部位と最後に照射した日、その写真を添えてください。
読んで気になることがあれば
相談を書く参考文献
- レーザー脱毛の効果の持続、生え直す毛、メンテナンスと副作用 — 米国皮膚科学会 — American Academy of Dermatology
- 「除去」ではなく「長期的な減毛」である理由とFDAの定義 — Int J Trichology, 2014 — PubMed Central
- 部位ごとの長期的な減毛、5つのランダム化試験の分析 — J Cosmet Laser Ther, 2022 — PubMed Central
- ルビーレーザー1回後、2年間の毛の数(13人) — Arch Dermatol, 1998 — PubMed Central
- レーザー脱毛後、2年以上処理をしていない100人 — J Cosmet Laser Ther, 2020 — PubMed Central
- ワキにダイオードレーザー3回、1年後の結果 — J Cosmet Dermatol, 2018 — PubMed Central
- 顔のメンテナンス照射の回数とホルモンの影響 — J Clin Aesthet Dermatol, 2022 — PubMed Central
- レーザー脱毛機器と家庭用機器の根拠のまとめ — Dermatol Surg, 2013 — PubMed Central
よくあるご質問
Q. レーザー脱毛を終えて数年たつと、毛は元に戻りますか?
A. 一般的には元の量までは戻りません。コース終了後は数か月から数年ほとんど毛が目立たず、生えてきても以前よりまばらです。ルビーレーザーの小さな研究では、毛が減った人の毛の数は6か月から2年まで大きく変わりませんでした。ホルモンの変化があると生え直す毛が増えることがあるので、その場合は原因を確かめましょう。
Q. メンテナンス照射は年に何回くらい必要ですか?
A. 顔はコース終了後も、年に2~4回のメンテナンス照射が必要になることがあります。体の部位には決まった回数の確かな根拠がなく、濃く太い毛がどれくらい戻ったかで決めます。毛の周期が約1年の足は、最後の照射から約1年後に判断します。
Q. 何回受ければ自己処理がいらなくなりますか?
A. 多くの方は2~6回で毛がはっきり減りますが、自己処理がいらなくなるまでにはもっとかかることもあります。2年以上処理をしていない100人では、グループによって平均5.5~9.8回、62~90週かけて照射を受けていました。多嚢胞性卵巣症候群の方も含まれた数字です。
Q. 足の脱毛の効果は1年以上続きますか?
A. 足は毛の周期が約1年と長く、長期的な減毛は顔より足で大きい傾向がありました。ワキでも、ダイオードレーザーを4~6週あけて3回受けた女性11人は、最後の照射から1年後も毛が約70%減ったままでした。11人の小さな研究なので、ほかの部位にそのまま当てはめることはできません。
Q. 家庭用の脱毛器で効果を保つことはできますか?
A. 家庭用の脱毛器は、安全性と効果についてさらに研究が必要とされています。クリニックのレーザーは長期的な減毛の根拠が積み重なっていますが、家庭用は同じ根拠があるとは言えません。使いたい場合は、これまで照射した部位と肌の反応を診察で伝えてください。
Q. 白髪や茶色い毛が生えてきた場合もレーザーは効きますか?
A. 色の薄い毛には効きにくいです。レーザーは毛根の濃い色素を目印にするため、明るい肌に濃い毛があるときによく効きます。生え直した毛の色が薄いと狙う色素が少ないので、予約の前にメンテナンス照射が役立つかを確かめておきましょう。
医療情報に関するご案内
この記事は一般的な医療情報を提供するものであり、個別の診断や診療に代わるものではありません。 編集方針を見る

キム・ジャンジュ 首席院長
JANGJU KIM
キム・ジャンジュ医師は、明洞ロッテホテルのストーンクリニックの院長です。
経歴・学歴
- 현) 스톤클리닉 명동 롯데호텔 원장
- 경희대학교 의과대학 졸업
コメント