要点
- 注入後3日間は押す・こする・うつぶせ寝を控えます。医師からマッサージの指示があった場合はそれに従ってください。
- 腫れ・内出血: 個人差はありますが、通常7~14日で引き、頬やあごは2~4週間かかることもあります。
- 強いかっさやマッサージは、腫れと押したときの痛みが引いてからが安心です。
- すぐ救急へ: 見え方の変化や、急にろれつが回らないときは、すぐ救急を受診してください。
ヒアルロン酸注入後の3日間は、注入部位を押したりこすったりしないのが基本で、うつぶせ寝も同じ理由で控えたい期間です。かっさやリンパマッサージのように強く押す施術は、日数よりも腫れと押したときの痛みが引いたかで判断します。
注入当日のうつぶせ寝・横向き寝
注入当日のうつぶせ寝・横向き寝
最初の3日間はあおむけで寝るのがおすすめです。この期間は、マッサージの指示がない限り注入部位に触れないことが勧められています*。
米国皮膚科学会の患者向け案内に基づきます
うつぶせや注入した側を下にした姿勢では、頭の重さが数時間その部位にかかります。
寝る姿勢だけでヒアルロン酸が動くかを直接調べた研究は見つけにくいのが現状です。ただ、注入部位の強いマッサージや筋肉の動き、重力は、ヒアルロン酸が元の位置から動く原因として挙げられています。横向き寝の癖がある方は、初日の夜だけでも頭の両側にクッションを置くと寝返りが減ります。3日を過ぎたら普段の姿勢に戻して大丈夫です。押したときにまだ痛む側があれば、その側を下にする時間を短くしましょう。
注入当日のうつぶせ寝・横向き寝
腫れと内出血が引くまでの日数
腫れと内出血が引くまでの日数
赤み・腫れ・押したときの痛み・内出血は、通常7~14日で引いていきます。頬とあご向けのある製品では、注入部位の反応はこめかみで3日以内、頬とあごで2~4週間以内に治まるとされています*。
その製品の米国FDA承認ラベルに基づきます
同じ製品をこめかみに使ったときは、報告された反応95件のうち60%が3日以内、93.7%が2週間以内に消え、最も長かったのは硬さで30日でした。こうした反応が残っているあいだは皮膚の下がまだ敏感な状態なので、強く押す刺激は加えないようにしてください。
腫れと内出血が引くまでの日数
最初の24時間は、激しい運動や強い日差し・熱を避けましょう。赤みや腫れ、かゆみが一時的に強まることがあります。腫れが気になる日は、タオルで包んだ保冷剤を15~20分ほど軽くのせるだけにしてください。
フェイスマッサージ・かっさ・リンパマッサージは何日後から?
フェイスマッサージ・かっさ・リンパマッサージは何日後から?
指先でやさしく洗顔やスキンケアをするのは、3日後から普段どおりで大丈夫です。かっさや強いフェイスマッサージ、美顔器の日数をはっきり決めた研究はありません。腫れと押したときの痛みが完全に引いてから、施術を受けた医療機関で形を確認してもらう順番が安心です。
| 時期 | 体の状態 | 寝方 | 触れ方・マッサージ |
|---|---|---|---|
| 当日~24時間 | 腫れと赤みが最も強い | あおむけ | 触れない、運動・サウナを控える |
| 1~3日目 | 押すと痛む、内出血が出ることも | うつぶせ・注入側を下にしない | 押さない、こすらない |
| 4~14日目 | 腫れと内出血がほぼ引く | 普段の姿勢 | やさしい洗顔とスキンケア |
| 2週間以降 | 頬・あごは4週間続くことも | 普段の姿勢 | 腫れと痛みがなければ相談のうえで |
鼻・ほうれい線・唇・眉間のようによく動く部位は、動きの少ない部位より移動のリスクが高い可能性があります。こうした部位に注入した場合は、かっさを再開しても注入部位の上は避けてください。医師が形を整えるためにマッサージを指示した場合は、その指示に従いましょう。控えたいのは、自宅で力加減を確かめずに行う強いセルフマッサージです。
しこりに触れる・形がずれた気がするとき
しこりに触れる・形がずれた気がするとき
最初の数日に触れる小さなしこりや硬さは、腫れと同じ早い時期の反応です。注入した位置から離れた場所でヒアルロン酸が見つかる例はまれに報告されていますが、唇の報告をまとめた資料では、ヒアルロン酸だけを注入した27人のうち移動が確認されたのは2人でした。ご自身でもみほぐそうとするのはお控えください。2週間たっても残る、片側だけ目立つときは、施術を受けた医療機関で確認してもらいましょう。ヒアルロン酸は分解する注射で溶かせることが多く、位置を見たうえで溶かすかどうかを決めます。
次の場合は、すぐに施術を受けた医療機関に連絡して受診してください。
- しこりが大きくなる、または赤く熱をもって痛みます
- うみが出る、または熱が出ます
- 注入部位の近くの皮膚が白・灰色・青っぽくなります
- いつもと違う痛みが続きます
見え方が変わったときは、すぐに近くの救急を受診してください。急にろれつが回らない、顔や手足のしびれや力が入らない、歩きにくい、顔の片側が下がる、激しい頭痛、めまい、意識の混乱といった脳卒中のサインも同じです*。
米国FDAのフィラーに関する案内に基づきます
ソウルでの日程と帰国後の相談
ソウルでの日程と帰国後の相談
鎮静麻酔を使った日を除けば、飛行機を理由に注入を延ばす必要はありません。ヒアルロン酸注入は当日に形が変わる施術ですが、その後数日から数週間かけてなじんでいき、1回の受診で医師がすすめる経過確認の代わりにはなりません。注入から数日以内に帰国する場合は、機内でもあおむけに近い姿勢で休み、注入した側を窓や首まくらに押しつけないようにしましょう。帰国後はLINEで写真を送って相談できます。皮膚の色の変化や見え方の異常があるときは、返信を待たずに現地の医療機関を受診してください。
普段のケアに戻るタイミング
3日を過ぎて腫れや痛みがなければ、寝る姿勢は普段どおりに戻せます。強いかっさやマッサージは、腫れが引いた2週間ごろを目安にし、頬やあごならもう少し余裕をもちましょう。
3日目と2週間目に、同じ明るさと角度で正面と左右の写真を残すと、形の変化をご自身で比べやすくなります。マッサージを再開する前に「私のヒアルロン酸はどの層に入っていて、この部位を強く押してもよいですか」と確認すると判断が早くなります。ヒアルロン酸注入は自由診療(保険適用外)で、費用は部位や量により異なります。明洞のロッテホテルソウル内、乙支路入口駅近くにある STON Clinic にLINEでお問い合わせの際は、施術日、注入部位、予定しているケアの種類を添えてください。
読んで気になることがあれば
相談を書く参考文献
- フィラー後3日間触れないことと腫れの期間 — 米国皮膚科学会 — American Academy of Dermatology
- フィラーのまれなリスクと血管がふさがったときのサイン — 米国FDA — U.S. Food and Drug Administration
- 頬・あご・こめかみ用製品ラベルの24時間の注意と反応の期間 — 米国FDA — U.S. Food and Drug Administration
- ヒアルロン酸注入直後の反応と持続期間 — DermNet NZ — DermNet NZ
- ヒアルロン酸フィラーをめぐる誤解と移動の原因 — Plast Reconstr Surg Glob Open, 2026 — PubMed Central
よくあるご質問
Q. ヒアルロン酸注入の翌日にマスクをしても大丈夫ですか?
A. ヒアルロン酸注入の翌日のマスクは問題ありませんが、ひもや縁が注入部位を強く押さないようにしてください。押したりこすったりしない期間は3日間です。鼻や口元に注入した場合は大きめのサイズを選び、外すときも注入部位をこすらないようにしましょう。
Q. ヒアルロン酸注入後、メイクはいつからできますか?
A. 医療機関を出る前からメイクできるとされています。ただし3日間は注入部位をこすらないよう、パフで軽くおさえるようにのせ、ブラシで強くなでないでください。落とすときも、クレンジングを手のひらで押さえるようになじませて洗い流しましょう。
Q. ヒアルロン酸注入後、サウナや岩盤浴はいつからですか?
A. サウナや岩盤浴は、少なくとも最初の24時間は控えてください。米国のある製品ラベルでは、この期間に強い日差しや熱を避けるよう記載されており、赤みや腫れ、かゆみが一時的に強まることがあります。腫れが残る場合は、もう少し延ばすのがおすすめです。
Q. ヒアルロン酸の効果はどのくらい続きますか?
A. 個人差はありますが、ヒアルロン酸の効果は通常4~12か月ほど続きます。製品や部位、注入方法によって変わり、資料によっては3~18か月と幅をもたせています。体内でゆっくり吸収されるため、形を保つには時間をおいて再注入することもあります。
Q. 注入部位をうっかり強く押してしまいました。ずれましたか?
A. 一度強く押しただけで、すぐ形がずれるとは考えにくいです。鏡で左右を見比べ、2週間ほど同じ明るさで写真を残しましょう。その後も片側が目立つ、しこりに触れる場合は医療機関で確認してもらいましょう。皮膚が白や青っぽくなったときは、すぐに受診してください。
Q. 唇のヒアルロン酸でも、うつぶせ寝は同じように控えますか?
A. 唇のヒアルロン酸でも、3日間はうつぶせ寝を控えるのがおすすめです。唇はよく動く部位なので、最初の数日はあおむけで寝て枕が唇に当たらないようにしましょう。腫れが2週間以上続く、しこりに触れる場合は医療機関で確認してもらってください。
医療情報に関するご案内
この記事は一般的な医療情報を提供するものであり、個別の診断や診療に代わるものではありません。 編集方針を見る

キム・ジャンジュ 首席院長
JANGJU KIM
キム・ジャンジュ医師は、明洞ロッテホテルのストーンクリニックの院長です。
経歴・学歴
- 현) 스톤클리닉 명동 롯데호텔 원장
- 경희대학교 의과대학 졸업
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