要点
- シュリンクの効果は2~6か月かけて現れ、最初の判断は12週後の写真比較が目安です。
- 施術直後の変化: 熱でコラーゲンがその場で縮み、腫れも重なるため、結果とは考えません。
- 多くの研究は最初の評価を施術90日後に行い、医師の評価では92%に改善がみられました。
- 連絡したい症状: 水ぶくれ、やけどのような痛み、続くしびれがあるときは、待たずにご相談ください。
シュリンクの効果は、施術後2~6か月かけて少しずつ現れます。そのため判断の目安は施術から約12週(3か月)後で、施術前と同じ条件で撮った写真と比べるのがおすすめです。翌日に感じる引き締まりには腫れも含まれるため、その日の見た目で結果を決めないようにしましょう。
施術直後のハリ感と腫れの関係
施術直後のハリ感と腫れの関係
直後のハリ感は変化の始まりで、まだ結果ではありません。シュリンクは超音波を皮膚の下の決まった深さに集め、小さな熱の点をつくる施術です。熱でコラーゲンがその場で縮み、その後の数か月で新しいコラーゲンが作られて、肌が少しずつ引き締まっていきます。
ハイフ(HIFU、高密度焦点式超音波):虫眼鏡で日光を集めるように、超音波を一つの深さに集めて熱を生む方法です。
熱の点ができるのは、皮膚の深い層からその下のSMAS(筋膜)までの深さです。肌の表面は傷つけないため、表面を削る施術よりも変化がゆっくり現れます。
SMAS:皮膚と脂肪の下で顔の筋肉を覆い、顔を支えている薄い膜です。
施術直後のハリ感と腫れの関係
施術当日の赤みや腫れは、ほとんどの方にみられます。シュリンクのメーカーの新しい機器で50人を施術した一つのクリニックの記録では、直後の3D撮影で部位ごとに1.24~3.53mmの引き上げが測定されました。ただし比較する群がなく、直後に測った値なので、数か月後の結果と同じ数字として見ることはできません。
シュリンクの効果が出るまでの期間
シュリンクの効果が出るまでの期間
1回の施術で、2~6か月のうちに控えめなリフトアップや引き締まりを感じる方が多いとされています*。新しいコラーゲンが落ち着くまでには時間がかかります。最初の2週間に見える変化は、ほとんどが腫れの引いていく過程です。
米国皮膚科学会の患者向け案内に基づきます。
16の研究をまとめたレビューでは、施術90日後に医師の評価で92%に改善がみられました。ご本人が感じた改善は90日で42%、360日で53%と控えめで、多くは軽い改善でした。医師には3か月で見える変化も、ご本人はもっと遅く、小さく感じる場合があります。
| 時期 | 見えること | このときにすること |
|---|---|---|
| 施術当日 | 赤み、腫れ、ハリ感 | 当日の写真で効果を判断しない |
| 1~2週 | 腫れや内出血が落ち着く | 気になる症状がないか確認する |
| 2か月ごろ | 変化が見え始めることがある | まだ結論を出さない |
| 12週(90日) | 研究が最初の評価をする時期 | 施術前と同じ条件で写真を比べる |
| 6か月(180日) | 変化が続いているか確認 | 次の計画を相談する |
シュリンクの効果が出るまでの期間
これらの数字の多くは、同じ仕組みの別の機器であるウルセラの研究から出ています。16の研究のうち、シュリンクのメーカーの機器を使ったものは2つでした。仕組みが同じなので効果が出る時期は参考になりますが、深さや出力は機器ごとに異なります。
12週後に写真で判断する理由と撮り方
12週後に写真で判断する理由と撮り方
12週たつと腫れが引き、コラーゲンの変化も始まっています。韓国人20人が1回施術を受けた研究では、3か月で改善がはっきりし、6か月まで続きました。変化が大きかったのは、フェイスライン、頬、口元の順でした。
早すぎる判断では、腫れが引いたことを効果がなくなったと思いやすくなります。遅すぎると、年齢による変化がまた混ざってきます。6か月を過ぎると、頬以外の部位では満足度が少しずつ下がりました。12か月の時点で回答した15人のうち、4人は一部の部位に効果が残っていると答えています。
写真は施術の前日と12週後に、正面・斜め45度・横顔の3枚を撮っておきましょう。同じ照明、同じ表情で撮ると、鏡で見るよりも違いがわかりやすくなります。笑った写真やうつむいた写真はフェイスラインが違って見えるため、比較には使わないでください。
腫れ・赤みの目安と連絡したい症状
腫れ・赤みの目安と連絡したい症状
赤みは1~2時間、腫れは数日で落ち着くことが多いです。研究によっては、腫れが2~14日続いた報告もあります。内出血は1~2週間で薄くなるのが一般的です。この範囲であれば、回復の途中の反応と考えられます。
次のような症状があるときは、待たずに施術を受けたクリニックへご連絡ください。
- 水ぶくれができた、やけどのようにヒリヒリしてかさぶたができた
- 顔の一部のしびれや感覚の過敏が、数日たっても変わらない
- 施術した部分に、線状の盛り上がりや白い筋が出た
- 2週間たっても腫れや内出血が引かず、むしろ広がっている
こうした症状はまれです。573人をまとめたデータでは、痛み以外の副作用は2%(14人)でした。
ソウルでの日程と帰国後の相談
ソウルでの日程と帰国後の相談
鎮静麻酔を使った日を除けば、飛行機を理由にシュリンクを延ばす必要はありません。観光や写真の場面で腫れがどのくらい目立つかは人によって違うため、施術の直後に大事な撮影がある場合は余裕を持たせましょう。
シュリンクはヒアルロン酸注入のように、その日のうちに形が変わる施術ではありません。多くの場合、一度に大きく変わるというより、少しずつ以前の状態に近づいていきます。ソウルでの1回の施術で、決まった結果が約束されるわけではありません。
帰国後は、12週の写真と気になることをLINEで送って相談できます。水ぶくれ、やけどのような痛み、続くしびれがあるときは、返信を待たずに現地の医療機関を受診してください。
まとめ:12週後に効果が物足りないとき
まずは12週の写真が、施術前の写真と角度・照明までそろっているかを確認しましょう。条件が同じでも変化が小さいときは、どの深さに何ショット入ったかをカルテで確認します。ハイフは1回で大きく変わる施術ではなく、追加の施術が役立つ場合もあるとされています。12週以降もコラーゲンの変化は続くため、同じ部位を急いで受け直す前に、6か月ごろまで様子を見る選択肢もあります。
シュリンクは自由診療(保険適用外)で、費用は部位やショット数により異なります。明洞のロッテホテルソウル内、乙支路入口駅近くにある STON Clinic へLINEでお問い合わせの際は、施術日、12週後の写真、いちばん気になる部位を添えてください。相談では「私のフェイスラインには、どの深さに何ショット入りましたか」と聞くと、次の計画が立てやすくなります。
読んで気になることがあれば
相談を書く参考文献
- 超音波による引き締め施術の効果が出る時期 — 米国皮膚科学会 — American Academy of Dermatology
- ハイフによるリフトアップ研究16件のレビュー — Int J Environ Res Public Health, 2023 — PubMed Central
- 韓国人20人の顔の部位別3か月・6か月の結果 — Ann Dermatol, 2015 — PubMed Central
- シュリンクのメーカーの機器で施術直後の部位別変化を測った記録 — Plast Reconstr Surg Glob Open, 2024 — PubMed Central
よくあるご質問
Q. シュリンクの翌日に顔が小さく見えるのは効果ですか?
A. シュリンクの翌日に小さく見えるのは、まだ効果とはいえません。熱で縮んだコラーゲンと腫れが重なった状態で、数日のうちにも形が変わります。比較は、腫れが引いて新しいコラーゲンができ始める12週ごろが目安です。
Q. シュリンクの効果はどのくらい続きますか?
A. 同じ仕組みのハイフで韓国人20人を調べた研究では、効果は6か月まで続きました。12か月の時点で回答した15人のうち4人は、一部の部位に効果が残っていると答えています。持続期間は機器やショット数、年齢によって異なります。
Q. シュリンクは1回でも変化がわかりますか?
A. 個人差はありますが、ハイフ1回でも2~6か月のうちに控えめなリフトアップを感じる方が多いとされています。追加の施術が役立つ場合もあります。追加するかどうかは、12週の写真を見てから決めるのがおすすめです。
Q. シュリンクの効果が出やすい部位はありますか?
A. ハイフの研究では、フェイスライン、頬、口元の変化が大きくみられました。シュリンクのメーカーの機器の記録では、首と頬の後ろ側が直後に最も引き上がり、皮膚の薄い額は控えめでした。部位ごとに皮膚の厚さが違うため、同じショット数でも差が出ます。
Q. シュリンクは痛いですか?
A. ハイフの痛みは10点中平均3.8点で、研究によって2.5~6.1点でした。目の周りやあごの下は、ほかの部位より痛みを強く感じやすい傾向です。この点数は痛みを和らげる処置をしたうえでの値なので、不安があれば施術前にお伝えください。
Q. ウルセラの研究結果をシュリンクに当てはめてもいいですか?
A. 効果が出る時期については参考にできます。どちらも超音波を決まった深さに集めて熱の点をつくる仕組みだからです。ただし、あるレビューの16の研究のうち11はウルセラ、2つがシュリンクのメーカーの機器で、深さや出力も異なるため数字はそのまま当てはめません。
医療情報に関するご案内
この記事は一般的な医療情報を提供するものであり、個別の診断や診療に代わるものではありません。 編集方針を見る

キム・ジャンジュ 首席院長
JANGJU KIM
キム・ジャンジュ医師は、明洞ロッテホテルのストーンクリニックの院長です。
経歴・学歴
- 현) 스톤클리닉 명동 롯데호텔 원장
- 경희대학교 의과대학 졸업
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