要点
- ウルセラのショット数はたるみの程度・部位・深さで決まり、正規品と実際のショット数はチップと画面で確認できます。
- ショット数の目安: 顔全体と首の上部で、軽度500〜600、中等度600〜700、重度800前後です。
- 同じ600ショットでも、4.5mmと3.0mmにそれぞれ何ショットずつ配分するかを確認しましょう。
- 確認する3点: 未開封のチップ、施術後の画面のショット数、見積もりと同じ機種かどうかです。
ウルセラの正規品とショット数は、ご自身で確認できます。施術前に未開封のチップ(トランスデューサー)を見せてもらい、施術後に画面のショット数を確認する方法です。ショット数はまずたるみの程度で変わり、顔全体と首の上部では、軽度で500〜600、中等度で600〜700、重度で800前後とする報告があります。
正規品チップとショット数の確かめ方
正規品チップとショット数の確かめ方
施術室に入ったら、まずチップを確認してください。未開封かどうか、チップのシリアル番号とQRコードがどこにあるかを尋ねれば十分です。韓国のクリニックでいう「ショット」は、チップが肌の上を1回すべって、皮膚の下に小さな熱の点を1列残す「1ライン」のことです。
ウルセラの装置は、今回の施術で照射したライン数とチップごとの使用ライン数を数え、部位ごとのライン数も記録します*。施術後に画面を見せてもらえば、見積もりの数字と実際の数字を比べられます。
ウルセラと他の超音波機器を個別に試験した専門家の合意論文にもとづきます
新しいウルセラピープライムでは、スマートフォンを装置にかざして正規品かを確認し、チップのQRコードで情報を照会できる仕組みをメーカーが発表しています。どの機種で受けるのか分からないときは、施術前に確認しましょう。
安価な模倣機や偽造機がクリニックに入り込んでいるという警告もあります。安全性の確認を経ていない機器では、効果も安全も確かめられません。チップや画面を見せてもらえない場合は、施術前に理由を確認してください。
300ショットと600ショット、ショット数の決め方
300ショットと600ショット、ショット数の決め方
最初に見るのはたるみの程度です。顔全体と首の上部で考えると、600ショットは軽度の上限、中等度の下限にあたります。たるみが強いほど800前後に近づき、予防が目的の軽いたるみでは500台から始めることがあります。300ショットは顔全体・軽度の目安より少ないため、部位をしぼった施術に近い数です。
| たるみの程度 | 顔全体と首の上部のライン数 | あわせて見ること |
|---|---|---|
| 軽度 | 500〜600 | 年齢、皮膚の厚さ、予防が目的か |
| 中等度 | 600〜700 | フェイスライン・あご下のたるみ、BMI |
| 重度 | 800前後 | 深い層のたるみ、他の施術との組み合わせ |
部位によっても1か所あたりの数は変わります。同じ600ショットでも、額・目元・頬・フェイスライン・首に分ける場合と、顔の下半分とあご下に集める場合では、1か所に入る数が違います。年齢やBMI、部位ごとの皮膚の厚さも計画に入ります。
300ショットと600ショット、ショット数の決め方
多ければよいわけではありません。密度の高い施術ほど結果がよいという専門家の合意がある一方、エネルギーが強すぎるとやけどや傷あと、回復の長期化につながる場合があります。個人差はありますが、目安は適切な深さに適切な数を入れることです。
4.5mm・3.0mmの深さ別ショット配分
4.5mm・3.0mmの深さ別ショット配分
ウルセラのチップは、焦点の深さが4.5mm、3.0mm、1.5mmの3種類です。4.5mmは顔を支える筋膜(SMAS)、3.0mmは皮膚の深い層、1.5mmは浅い層をねらいます。
SMAS:皮膚と脂肪の下で顔の筋肉をおおう薄い膜です。フェイスリフト手術で引き上げる層にあたります。
深さは、画面のリアルタイム超音波画像で層を見ながら決めます。同じ画像で、チップが肌にしっかり密着しているか、骨に近すぎないかも確認します。研究では、2つの深さに照射した部位のほうが、1つの深さだけの部位よりも引き上がりが大きいとされています。韓国人男性の顔全体と首の上部に715ライン(4.5mmに335、3.0mmに380)を照射した例も報告されています。
4.5mm・3.0mmの深さ別ショット配分
600ショットのうち筋膜に何ショット入るのか分からなければ、同じ数字でも別の施術になります。浅い3.0mmと1.5mmのチップでは、線状に盛り上がる跡が出やすいとされ、手技とも関係します。皮膚が薄い方は、浅い層の配分を確認してください。
痛み・ダウンタイムと注意したい症状
痛み・ダウンタイムと注意したい症状
痛みの感じ方には個人差がありますが、研究をまとめると顔と首の平均は10点中4.62点、体の部位は5.58点でした。痛みが心配な方は施術前に伝え、施術中も感じ方をその都度伝えましょう。
よく報告される反応は赤みと腫れで、次に内出血と押したときの痛みです。いずれも軽度から中等度の一時的な反応とされています。
次の場合は、施術を受けたクリニックにすぐ連絡し、診察を受けてください。
- 水ぶくれやかさぶた、やけどのようにひりひりする部分があります
- チップの形に沿った線や格子状の盛り上がりが出ています
- 顔の一部がしびれたり、感覚が鈍くなったりします
- 笑ったときに片側の口角だけ動きにくくなっています
- 時間がたってから施術部位がへこんで見えます
これらは論文ではまれとされますが、米国の医療機器不具合報告では、脂肪の萎縮、神経の障害、傷あとが多く挙がっています。画像で深さを確かめながら照射することが予防につながります。
ソウルでの日程と帰国後の相談
ソウルでの日程と帰国後の相談
鎮静麻酔を使った日を除けば、飛行機を理由にウルセラを延ばす必要はありません。観光や写真については、300ショット前後までなら腫れはほとんど目立ちません。ショット数の多い顔全体の施術では、大事な撮影の予定に余裕を持たせましょう。
ウルセラはヒアルロン酸注入のように当日に形が変わる施術ではなく、数か月かけて少しずつ変化が出てきます。1回の受診で決まった結果が約束されるわけではありません。研究では90日後と180日後に評価することが多いです。
帰国後はLINEで写真を送って相談できます。水ぶくれやしびれ、笑ったときの片側の動きにくさがあるときは、返信を待たずに現地の医療機関を受診してください。
まとめ:予約前に確認したい3つのこと
見積もりでは、総ショット数、4.5mm・3.0mm・1.5mmの深さ別の数、照射する部位の3つが書かれているかを最初に確認しましょう。この3つがそろって初めて、600ショット同士を比べられます。施術当日は、施術前に未開封のチップを、施術後に画面のショット数を確認すれば、約束どおりに照射されたかが分かります。
ウルセラは自由診療(保険適用外)で、費用は部位やショット数により異なります。明洞のロッテホテルソウル内、乙支路入口駅近くにある STON Clinic にLINEでお問い合わせの際は、気になる部位、前回のウルセラの時期とショット数、渡航の日程を添えてください。
読んで気になることがあれば
相談を書く参考文献
- たるみの程度別のライン数とチップの深さ — Clin Cosmet Investig Dermatol, 2015 — PubMed Central
- 超音波画像でチップ・深さ・ライン数を決める基準 — J Drugs Dermatol, 2019 — PubMed Central
- アジア人向けの調整、維持の間隔、模倣機への注意 — J Clin Aesthet Dermatol, 2021 — PubMed Central
- 韓国人男性のリフトにおける深さ別ライン数 — J Cosmet Dermatol, 2025 — PubMed Central
- 装置のライン数カウントと予防できる合併症 — J Cosmet Dermatol, 2022 — PubMed Central
- 効果と安全性のメタ分析 — Aesthet Surg J, 2025 — PubMed Central
- 副作用と米国の不具合報告のまとめ — Dermatol Surg, 2025 — PubMed Central
- ウルセラの米国での認可範囲と超音波画像の用途 — 米国FDA — U.S. Food and Drug Administration
よくあるご質問
Q. ウルセラ300ショットと600ショットの違いは?
A. ウルセラ300ショットは、顔全体と首の上部で軽度のたるみに使う500〜600ショットより少なく、部位をしぼった施術に近い数です。600ショットは軽度から中等度のたるみで顔全体を扱う数です。どちらも深さ別の配分と部位をあわせて比べましょう。
Q. ウルセラはショット数が多いほど効果が高いですか?
A. ウルセラのショット数を増やすと密度の高い施術になり、密度の高い施術ほど結果がよいという専門家の合意があります。ただし、エネルギーが強すぎるとやけどや傷あと、回復の遅れが生じる場合があります。たるみの程度と皮膚の厚さに合った数が目安です。
Q. ウルセラの効果はいつから出ますか?
A. ウルセラの効果は施術直後よりも数か月かけて出てくるとされ、研究では90日後と180日後に評価することが多いです。180日後に評価した45人では、77.7%が医師の評価で改善とされました。1回で大きく変わるより、少しずつの変化を期待しましょう。
Q. ウルセラはどのくらいの間隔で受けますか?
A. ウルセラの維持の目安は、個人差はありますが、通常12〜18か月ごとです。予防が目的の30〜45歳は24か月ごと、50歳を超える方は12か月ごとと、年齢に合わせて調整する専門家の合意があります。前回の施術日とショット数をお伝えください。
Q. ウルセラとウルセラピープライムで確認方法は違いますか?
A. ウルセラとウルセラピープライムのどちらも、画面で照射したライン数を確認する点は同じです。プライムには、スマートフォンをかざして装置の正規品を確認し、チップのQRコードで照会する仕組みが加わったとメーカーが発表しています。機種は施術前に確認しましょう。
Q. ウルセラは米国でどのように認められていますか?
A. ウルセラは米国FDAで医療機器としての認可(cleared)を受けています。対象は、眉の引き上げ、あご下と首のたるみの引き上げ、デコルテの線やしわの改善、お腹と腕の皮膚のたるみの見た目の改善です。
Q. チップの開封を見ていない場合はどうすればいいですか?
A. ウルセラのチップの開封を見ていない場合は、施術後にチップのシリアル番号とQRコード、画面のショット数を見せてもらいましょう。見積もりの数と合っているかを確かめ、違う場合はその場で理由を尋ねてください。写真に残すと次回の比較にも役立ちます。
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この記事は一般的な医療情報を提供するものであり、個別の診断や診療に代わるものではありません。 編集方針を見る

キム・ジャンジュ 首席院長
JANGJU KIM
キム・ジャンジュ医師は、明洞ロッテホテルのストーンクリニックの院長です。
経歴・学歴
- 현) 스톤클리닉 명동 롯데호텔 원장
- 경희대학교 의과대학 졸업
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